あれこれ日記4月編

4.9 創業の補助金について聞きに行く

新年度になると、徳島では創業に関する補助金の募集が始まる。僕が狙うのは徳島県の「わくわく創業補助金」(補助率1/2、上限200万円)と、美馬市の美馬市起業創業促進事業補助金(補助率1/2、上限50万円)の2つ。過去数年の動きを見て、これらの募集が4月から始まるのは予想できたので、創業はこのタイミングを狙っていた。

県の補助金の事務局となるとくしま産業振興機構に連絡すると、いつでも相談に乗りますよとのことだったので、事業計画書を持って事務所にお伺いした。

私の計画はどう評価されるのか。一冬をかけてコンセプトなどを練ってきたが、思慮不足を指摘されるのではないか。醸造所の立ち上げなんて、あまりにもありきたりな計画ではないか。不安しかなかったが、アドバイザーのNさんの評価は悪くなかった。

「ここからは具体的に書類を作って進めていきましょう。わからないことがあれば何でも聞いてください」ということで、1回目の面談は終わり。

4.12 税務署に電話する

醸造所を立ち上げるにあたって最も困難なこと。おそらくは酒造免許の取得ではないだろうか。資金集めという人もいるのかもしれないが、小規模な醸造所であれば、自動車を買うくらいのお金で始められるし、とにかく免許がなければ始まらないのだ。

酒税免許は税務署が担当する。コンサルさんからは「税務署とやり取りを始めて最短6ヶ月」と聞いている。事業計画はできた。あとはこれを持ってやりとりの開始だ。

どきどきしながら、税務署に電話。「すぐにでも税務署に訪問することになるのかな」と思っていたら、担当官の方は「特産品しょうちゅう製造免許申請等の手引を読んでください。要件は発泡酒もそう変わりません。その上で事業に問題がなさそうなら、再度ご連絡ください」とのこと。

一旦ここでは落ち着いて、研修の証明書や販路に関する書類を揃えてから、再度アポをとることにしよう。

4.13 建物の賃貸契約

醸造所に改装する古い旅館の賃貸契約を交わしに行く。所有者は母の古くからの友人なので、気心しれている。

4.21 

会社の登記の作業を始める。本を読みながら手作業でやる予定だったが、マネーフォワード会社設立という便利なサービスを見つけた。「代表の名前」や「資本金の金額」「出資者」など、必要な情報を入力していくだけで、会社設立に必要な手続きが進んでいくという魔法のようなサービスだ。

さて、この段階まで来たらいい加減、社名を決めなければならない。社名は「株式会社パドルブリュー」とした。社名にかけた思いはまた別のところで。

4.25 はんこの注文

会社の設立には会社の印鑑が必要になる。これはインターネット上に数日で作ってくれるお店がいっぱいあるので、難しいことではない。僕は楽天から探して発注した。

4.26 定款の作成を終了。

会社の定款を書き終える、といっても、10項目弱の事業内容を決めるだけなのだけど、それを終える。MFクラウド会社設立では、ボタンを押すだけで電子定款の作成を行政書士事務所に依頼してくれる。事務所を選ぶ必要もない。関東の行政書士事務所だった。

4.30 行政書士法人から定款が届く。

修正に関する数回のメールのやりとりを経て、出来上がった電子定款が行政書士法人から届いた。公証役場を訪れる日を伝えるとアポイントを取ってくれて、必要な書類の準備の方法まで詳しく説明してくれた。ただ僕は支持道理に動くだけ。本当に便利だしありがたい。


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