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不妊治療からの気持ちのシフト

30代前半で再婚して、夫婦ともにすぐに赤ちゃんを授かることを望み、必死に頑張った10年。

40代になってからは、治療の辛さで戦線離脱。でも赤ちゃんを諦める決断ができずに現実逃避の数年を過ごしました。

治療疲れた、のんびりしたい。
こうなったら、二人だけの人生でもいいか。
でもふと、やっぱり赤ちゃん欲しい、と思う。
でも自分は妊娠できない。

諦めたいけど諦められない。
諦めたくないけど、できない現実に涙。

この無限ループで、精神的には一番しんどかった時期だったかもしれません。

そんな時辿り着いた特別養子縁組をしたご家族のブログ。

結構、衝撃でした。子どもを産まなくても母になれる!って。一瞬心が躍ったは確かです。

でも、簡単には「養子を迎えよう!」ってなれません。不安材料は山積みです。

ただ、養子という選択肢が増えた時点で、不妊治療に関しては、年齢やこれまでの治療内容からも限界もあってか、すんなり諦めがつきました。(ここは夫の方が諦めが悪かったかも)

二人だけの人生を楽しむか、養子を家族として迎えるか。

いろいろ考えたけど、やっぱり私は子育てがしたかったし、子どもがいる人生を夫と歩みたかった。この先、どんな苦労が待っていたとしても。

特別養子縁組に進んだことは、私たちにとってすごく大きな人生の選択。わずかな望みに期待して、里親登録に進みました。

私と同じように、不妊治療を経験したご夫婦が、里親の研修にはたくさん来ていましたし、今も体験発表で研修に顔を出すと、毎回数組いらっしゃいます。

不妊治療で赤ちゃんが授からず、でもなお子育てを望んでいたら・・・里親として里子または養子を迎えることを、ぜひ選択肢のひとつに加えてもらえたら幸いです。

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