障がいをどうとらえる?
幼稚園に入り、同じ年齢の子どもたちの集団に入ったときの息子の行動を見ていると、やはり、大きな違いを感じざるを得ない。
息子の発達について詳しく相談しようと、私たち夫婦は重い腰を上げ、県立の小児科を受診したものの、先生からは予想通りの言葉が返ってきた。
自閉スペクトラム症とADHD。
予想はしてたけど、できれば発達障がいじゃないよ~お母さん!って言われたい気持ちも少し残ってたから、2つの意味合いの「やっぱりね」が心の中で交差した。
いろんなところで「様子見」と言われ続けた息子の行動は、ひとつひとつ、そこだけを見れば全く問題行動ではない。
ただ、知らない他者と絡んだ時、場の状況によっては、相手に気を遣わせたり、嫌な思いをさせたり、ということに繋がってくることが多くなる。
さらに、落ち着きのなさと集団行動への不安という大きな問題。息子の行動の原因は何か?はっきり特定させたかった。
実際、先生から発達障がいを確定づけられたとき、「ハッキリわかってよかった」と私自身感じたのが素直な気持ち。
他の子とは違う、こういう特性があるとわかったのは良かった。
その特性に合った接し方や環境設定をしていけば、息子の行動にも変化が出てくるかもしれない、と思えたから。
でも、すぐに受け入れられたかというと、そうではなく。
療育を受けるようになったり、凸凹kidsのペアトレを受け始めたことで、徐々に受け入れが進み、これからのことに積極的に目を向けられるようになったと思う。
夫もやはり、発達障がいの受け入れは、なかなか難しかったよう。
小学校の普通級へのこだわりが強かったし、発達障害に関して情報不足だったがゆえに「障害」とか「凸凹」という言葉に、どうしてもネガティブな印象を感じてしまうことが辛かったらしい。
でも今は、たくさん夫婦で話し合ってきたおかげで、徐々に受け入れながら一緒に前に進んでる感じがして嬉しい。
さあ、来年は就学相談が控えてる。知能検査もどこかで受けないといけない。忙しくなるけど、常に子ども軸で捉えていけるよう、しっかり意識していきたい。
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