【EnjoyHome!おうちで読みたいきょうの1冊 】9


おおきなかぶ/A・トルストイ作,佐藤忠良絵,内田莉莎子訳,福音館書店.1966

定番中の定番、福音館書店の「おおきなかぶ」。
昨夜、娘が寝る前に読んでくれました。

「うんとこしょ どっこいしょ
ところが かぶは ぬけません」
なんと安定感のあるリズム。
耳から音だけきくと、さらにそう感じます。

小学校に入ると1年生の教科書にも出てくるけれど、
かぶをひっぱる順番が違っていて
絵本から入った子たちは違うよ!ってなる、という
小話もあるくらい。
ひとりずつ仲間に加わって、
順番にかぶをひっぱって、
さいごに
「やっと かぶは ぬけました」
あぁ、よかった、というお約束の安心感。

新しいおはなしで心を遊ばせることも、
知ってるおはなしで安心感を味わうことも、
この時期のおうち読みでは大事にしたいところ。

ほかにもたくさんの『おおきなかぶ』が出ているので
ご家庭によってはもっとしっくりくるおはなしもあるかも。
だから「どの『おおきなかぶ』をひっぱるか」の
選書もだいじかも。