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鬱病患者が発作性心房細動でカテーテルアブレーション手術を受けることになる。(2)

鬱病などメンタル疾患をお持ちの人はよく経験するのではないでしょうか。「気にしすぎ」という診断。「自律神経の乱れ」もありますね。酷いケースだと「不定愁訴」とか言われます。まあ元々不安症、神経過敏になっている人もいるのだから、そう言うのもわかるのですが、これを素人が言うのと病状を診断する医師がいうのでは話が違ってきます。

今回、当初に診てもらった医院で24時間ホルター心電図検査を受けたとき、はっきり言って意味ないのではないか?と思いました。10時に医院に行って11時近くに装着、もちろん仕事なんて休みですから、身体を使うと言っても犬の散歩くらい。あっというまに夜になって寝て起きて、次の日の11時です。よほど日頃不整脈が出ているときで無ければ、ヒットしません。それを検査結果の分析に1週間かかるといわれたので、「え??」でした。よく考えたらその時点で他のお医者様を当たっていればよかったと思います。結局、僕の不整脈の存在がはっきりしたのはアップルウォッチの心電図機能でした。

24hホルター心電図検査をしてから数日後、なんか今日は疲れたなぁと夜にテレビを見ていたら動悸が激しくなったのです。やばい、心臓がおかしいと思ってアップルウォッチで計測、あの致命的エラーのような『心房細動』という画面が表示されたのです。心房細動自体の意味もよく説明されていませんでしたから、すごい焦りました。そのときの僕の頭の中では心房細動=心臓発作くらいのレベルだったのです。その晩は結局眠れず、次の日の早朝に夜間救命を受診しました。受診時点で脈は落ち着きを戻していて心電図検査は異常なしになりました。救命医の先生にはもう少しかかりつけの先生に症状を説明して診断を受けるように言われました。要するに「症状の説明」をきちんと受けてと言われたのです。

かかり医に行ったのは翌日です。朝イチで行っても混んでいて診察は12時近く。循環器科っていつも混んでいるのだなと思いました。(後日、順番待ちを一緒にした開院当初から通っているおばちゃんに話聞いたところ、実際、この医院の循環器でかかってる人、ほとんどいないのではないかなと言われてこれもガッカリしましたけど。)また昨日やった心電図をとって「異常ありませんね。」と。あたりまえです。異常ないときに来ているのだから。診察ではアップルウォッチの心電図をプリントして持って行ったのですが、医師はそれを見逃し気味で、「まあ様子を見て」となりそうでした。いやいやそれじゃ困るとアップルウォッチの話をして「あーこれは心房細動だ」ということになり、やっと頓服薬を処方されたのです。「心エコー検査も必要かな、来月にはできると思うよ」と言われ、受付で「心エコー、予約2月ですね」といわれ、11月の終わりにそんなことを言われたのは唖然としました。いくら軽症とはいえ、下手すりゃ検査前に悪化してるよと思いました。現実にそうなります。

その後年末まで3回、心房細動の発作がでました。結局発作にならないかなという不安ストレスがさらにストレスを呼んで心房細動を招いてしまうのです。疲れていて心拍が少し高めだなというときがだいたい怪しいです。今日、ちょっと無理したなって時は大体、発作か発作手前になります。お酒も飲まない、タバコも吸わない、この不調のストレスのおかげで食欲も激減し、昨年の上半期から5kgは痩せました。ストレスくらいしか原因ないのです・・・。暮れの3回目の発作で、もう他の病院でも良いので心エコー検査して心臓の状態を確認してほしいと診察の時に言いました。そしたらあっさりと他病院の紹介で1月年始に心エコー検査できたんです。

でもその心エコーの検査結果を聞くのに受検後から1週間待ってと。もちろん待ってられませんから検査した病院の先生に検査後診察をお願いして聞きましたけどね。心臓自体に異常はない。弁が弱くなっていて軽度の血流の逆流はあるが年齢からもあってもおかしくはないとのことでした。発作中がきついという話には治療法は色々あるがかかり医によく相談したほうがいいと言われました。

血液をさらさらにする薬の投薬も受けていますので、その薬をもらいに行くついでに検査結果を聞きに行きました。今後もこの薬を飲まないとならないですか。薬を飲むと頭がすこし痛くなります。心房細動の発作のあとは胸から背中まで痛くなります。と色々訴えたのですが、どの質問にも曖昧に自律神経の乱れと発作が過ぎるのを待つしか無い、カテーテル手術も最近流行ってるけどね、くらいで診察が終わってしまいました。何が呆れたかというと、まだ質問している最中なのに医師が隣の診察室へ行ってしまったのです。直感でここでは治らないなと思いました。

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