家族が感染して購入したもの

家族が感染すると一瞬にして全員が濃厚接触者となり、外出制限を強いられます。そんな中でも、感染したからこそわかる我が家の「必要なもの」を書き出しました。

―――感染初期―――

〈体温計〉

今は各家庭に1つはあると思う体温計。しかし、家族に感染者が出た時点で体温計を共有することはリスクが高いと思う。汗からの直接感染はないと言われるが、飛沫が付着している可能性は否定できず、隔離部屋を開閉することも高リスク。

〈歯磨き粉〉

歯磨きが終わってから洗ってしまうとしても、歯磨き粉をチューブから直接つける習慣の我が家にとっては、高リスク。
個人専用歯磨き粉を用意し、コップも色分けをして個人専用としました。

〈スプレーボトル〉

今までは、置き型プッシュ式のアルコールを家の各所に置いてはいました。念のためにとスプレーボトルをひとつ置いておいただけですが、いざ感染者が出ると、歩くところ、触るところをいちいち消毒するこどが必須になります。そうなると、感染者専用スプレーボトルが必要になり、急きょ購入しました。


―――軟禁2~3日―――

〈紙皿・紙コップ・割り箸〉

これは必須!
我が家は最初、感染者への食事提供を普段使っている食器で行っていました。「ウィルスは食器用洗剤や大量の水で洗い流せる」という過信のもと…
しかし、芋づる式に感染するコロナはそんなに甘くなかった。
感染した食器を、感染した部屋から、感染した人の唾液や飛沫がついたまま、共有スペースに持ち出してはいけなかったことに気付くのに時間がかかってしまった。
そこからは、娘から感染した父に渡すものすべて、『一方通行』とした。
食事の食器は紙皿、味噌汁は紙コップ、箸は割り箸。
食事が多少残ろうが、決して娘たちのところには戻さない。
狭いであろう隔離室にゴミ袋を置きっぱなしにするのは申し訳ないが、多少の臭いも耐えてくれ。

〈レトルト品〉

親が二人感染してキッチンに立てなくなっても、中2の娘はご飯は炊ける。
そこに、少しの主菜とお湯を入れるだけの味噌汁があれば時間もかからず食事の準備完了。
最近は、レトルト、冷凍弁当など本当に多彩な食事スタイルがあることに感謝した。

〈おやつ、ドリンク〉

完全に、ストレス解消の一品。
「食べすぎなんじゃないの?」と口うるさい母もいないので。
コロナ感染家族の最大の敵は、ウィルスよりもストレス。
一生続くわけではないお菓子食べ放題は、ストレスを軽減してくれる大事なもの。

〈消耗品〉

親が「いない人」になる家で、食事のことは最初に意識するもの。
しかし、忘れがちなのが・・・
◎トイレットペーパー
◎箱ティッシュ
◎サニタリー用品
◎灯油(我が家は使ってないから参考に記載)

〈必要な生鮮食品〉

レトルトだけでは飽きるのもすぐ。
自分では買い物に行けないけど、頼れるところはあるはず。
◎co-op宅配(田舎はウィークリーコープのみ)
 コープのネット注文は配達日5日前のam2:00までに。
 軟禁期間を考えれば、5日後配達のコープもとってもありがたかった。
 野菜やヨーグルト、牛乳やパックジュースなど、たくさん注文しちゃった。
◎友人にお願い
 やはり、「いつも食べていた」生野菜や果物、牛乳などはいつか欲しくなる。何かのついでに買ってきてもらいたい物をお願いしておいて良かった。

〈加湿器〉

例年の我が家は、1月でも湿度45~50%だったのに、今年は30%に届かない時もあり、家族で湿度の低さを気にかけていた。
そんな矢先のコロナ感染。
対策をしても家庭内感染が続くと懸念していた中で気づいたことが湿度。
慌ててネット購入。4500円程度(~22畳)の置き型加湿器。
親のいない我が家に届いた加湿器を、ビデオ通話でユーチューバーみたいに紹介?説明?しながらセットしてくれた時は妹二人とも可愛かったなぁ。

〈次亜塩素酸水生成パウダー〉

加湿器「購入」のボタンを押そうとしたところ、《この商品を買った人はこんな商品も買っています》と出てきたのが、「次亜塩素酸水生成パウダー」。なんと「加湿器で空間除菌ができる」ことを知る。
新型コロナウィルスにも効果があるとのことで、即購入。
ほんの少しの量で除菌してくれるなんて!神頼みのパウダー。


―――親が二人とも感染してから―――

〈宅配弁当〉地元定食屋

母が感染し、父が食事や家事をしてくれていたところに、父感染。
中2の娘は、ご飯も炊けるし味噌汁も作れるが、父が「いない人」になったその日から学校のリモート授業に参加せてもらえることに。
朝のホームルームや、5教科をメインに授業を受けているので、朝ごはんや昼ご飯の準備をする時間がない。
そこで、コロナ禍で「弁当配達」を強化していた地元の定食屋さんにお昼弁当3人分×3日分を依頼。もちろん、配達時の接触はしないこと、指定場所を伝えた。ありがたいことに後日払いOKとのこと。
たいした量を食べない小2の娘の分も、1人1つのお弁当にすることで、娘二人も感染対策。

〈菓子パン〉

急な父の感染で、小2と父親のご飯の世話をしなくてはいけなくなった中2の娘。でも、その2人の行動に合わせて動くことができない、リモート授業参加の娘。
そこで、友人に頼んで「菓子パン・総菜パン」を買ってきてもらうことに。
とりあえず、父のいる隔離室にいくつかのパンを渡し、朝でもいつでも、「お腹がすいた時にかじれるもの」として用意した。
もちろん、小2の娘も、起きたら自分でパンと飲み物を用意して自分で食べることを覚えた。

〈抗原検査キット〉

お兄の感染後、一瞬にして家族4人が濃厚接触者となり、すぐにPCR検査を受けることができたことはありがたかった。
しかし、明らかに無症状の母との関りが多かったこと、陰性だった父が私を経て感染してしまったことで、妹2人への感染は避けられないものと覚悟した。当然時間差で発症した父親の濃厚接触者として、妹2人もPCR検査をするのだと思ったが、「一度検査している事」「症状が出ていないこと」が理由で検査対象外となった。
なので市販の「抗原検査キット(約4000円)」を5人分購入。

・抗原検査承認後当初は、抗原検査キットで陽性の場合は確定診断となる一方、陰性の場合は確定診断のために再度PCR検査が必要でしたが、調査研究の結果、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。

とのことで、発症2日目~9日目だろう日に、娘2人の検査を実施しました。
ほぼ諦めていたが、二人とも「陰性」。ほっとして、また一段と感染対策に気合が入りました。
このキットは、娘二人が登校する前日にも実施し、陰性であることを確認して当日は安心して見送りました。

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