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きみはきみで、そのままで




ああやっぱり、と思った。

12月4日の終わりと同時に12月5日の始まりを知らせる、携帯の左上に並ぶ0の羅列を見て、いの一番にTXTのほわほわリーダーが頭に浮かんだから。

12月5日が終わる瞬間も、わたしの頭から離れてくれなかった。

ああやっぱり。きみたちはわたしの日常に色濃く、密に溶けていて、消えることはないんだと。

ああやっぱり。きみたちが大好きだと。


12月5日を、今まで過ごしてきた数の何倍も、これから過ごしていくのだろう。けれど、どれだけその日が巡ってきたとしても、わたしにとっては、スビンが産まれた日、なのだ。スビンを祝って、スビンを想って、スビンの幸せを祈る日だ。

ずっと変わらず、きみはわたしにとっての冬そのものなんだろう。

人を包み込むようなきみの優しさは、人を救うようなきみの強さは、もっと人を魅了していくんだろう。

スビンがリーダーを務めるグループを好きになれてよかったと思う。

きみが背負うものはきっと途方もないけれど、それを少しでも軽くできる存在がわたしたちでありたい。

ほらやっぱり、ね。

きみを思うだけで、わたしは少しだけ強くなれる。


わたしがモアになって、TXTが生活の中心になったあのときからずっと、わたしは他の誰もなにも見ようとはしなかったから、しばらくは“ここ”からどこにも行けない気がする。

わたしがいる“ここ”からきみたちが徐々に遠ざかって高いところに進んでも、やっぱりわたしはこの場所で、きみたちに会うことが夢のまた夢だった日々を懐かしくも恋しく思い出すんだと思う。

テヒョンはSHINE X TOGETHERでこう話していた。

スビンが船長、僕達が船員になってTOMORROW X TOGETHERという船に乗り、星に向かって旅を始めた、と。僕達の星はモアなんだ、と。

スビンが行き先を決め、スビンが舵を切るその船が世界中を駆け回るなら、わたしはそれを迷わず応援したい。

星なんて綺麗なものじゃなくていい。大海の一滴という言葉があるけれど、大海原をつくるというには余りにも小さすぎるひとすくいの水滴でいい。

きみの行く末を見守りたいんだ。

きみが魅せる姿を見たいんだ。

わたしが見つめる画面の中で、その先で、大きな舞台で、きみはきみのままで輝いて。


スビン、お誕生日おめでとう。

きみの柔らかな歌声と朗らかな人となりが大好きで、きみのようになりたいと思います。

わたしの夢は変わらず、きみに会うことです。

気付こうとしなくてもきみがしあわせだと感じられる日々が、これからもずっと続きますように。



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