きみのともだちになりたい

アイドルとファンの関係は、単純なようで複雑である。


これは、私が初めてアイドルを応援する中で得た学びだった。現在進行形でそのアイドル、TXTのファンを続けているけれど、やっぱりそう単純なものではないと思う。


語弊を恐れず声を大にして言うと、それを複雑にしている原因のひとつが、今日誕生日を迎えた、愛すべきTXTの真ん中っ子なのである。

話は変わりますが、1年前の3月13日、私はここで、5人の中で初めて顔と名前を覚えたのはボムギュだという話をしました。

そしてそれは、人一倍笑ってはしゃいでいるボムギュが、単に目立つだけでなく心に残るものがあった、という話も。

私みたいな人はきっと沢山いて、それがボムギュの魅力のひとつだと思う。

明るくて、口数が多くて、手振り身振りが激しくて、エネルギーが溢れてて、話し出したら止まらないボムギュに、私は何度元気をもらって笑わせてもらったんだろう。

きみは、まるでクラスの人気者みたい。

一緒にいるだけで笑いが溢れて、きみを見ていると勝手に目尻が下がっていくの。

シャープな輪郭と整いすぎている顔立ちは話しかけるのに躊躇してもおかしくないのに、どんな言葉をかけられても笑って返事をしてくれそうな暖かさを感じるのは、ボムギュが生まれた春そのものだね。

ボムギュはことある事に、私たちモアのことを“友達”だと言ってくれる。

それは、どこか慣れなくてくすぐったい響きだけど、5人に会うことが許されず、5人を支えることができるファンでいられているか不安になる今の私には、あまりに心に刺さる言葉だった。

友達100人出来るかな、をやり遂げちゃうようなきみ。

友達になりたいって人が後を絶たないだろうきみ。

きみの近くできみと笑いたいと思わせてくれるきみ。

例に漏れず私も、そんなきみの友達になりたい。


というよりもっと、私は、大袈裟な表現かもしれないけど、ボムギュを幸せにできる人になりたい。

元気がなさそうに見えるときがあっても、私に出来ることはないかな……って悩むだけ悩んで結局何も出来ないまま、気づいたらきみはまたカメラの前で笑ってくれる。

いつも幸せを貰うのは私ばっかりなんだ。

対等、とまではいかないかもしれないけど、だって、私が貰う幸せより多く、ボムギュに幸せをあげることなんて、申し訳ないけどできない気がするから。
でも、周りの人に惜しみなく幸せを配れるボムギュに、対等でなくても、少しでも近づきたい。

ボムギュのことを、ボムギュが好きでいてくれるよりもっと好きな自信だけはあるから、せめてここで、ボムギュのことをずっと応援していたいんだ。

ボムギュが胸を張って私たちを語ることができる、そんな存在になれるように、ボムギュのことずっと追いかけるね。

2人のお兄ちゃんと2人の弟に囲まれて、笑い声を上げながら真ん中にいるきみが、今年はもっと幸せに触れながら毎日を過ごせることを、心から願っています。

朝はねぼすけでもいいし、
少しは、少しだけなら、お兄ちゃんにイタズラしてもいいし、
筋トレよりゲームを優先することがあってもいいし、
ボムギュが楽しいと思うことを何でもやっていいから

長いまつ毛を伏せながら綺麗な夢を見て、

故郷に思いを馳せて家族を想って、

メンバーと映画を見て色んな作品に触れて、

ステージの上で曲に合わせた表情を魅せつけて、

いつか会場いっぱいのモア棒を見ながらコンサートをして、

そんな、ボムギュの毎日が輝く出来事が、
いくつの手で数えても足りないくらい訪れますように。

ファンのことを“友達”なんて言ってくれるアイドル、知らなかった。
そんなに近くにファンの存在を置いてくれることが、こんなに幸せなんだね。

アイドルとファンの関係は、単純なようで複雑。

でも、そこにある愛は、ぜんぜん難しくなくてとっても真っ直ぐ。

ファンでいることがこんなに楽しいのは、きっとボムギュがいるグループだったからだね。

きみと友達になりたい

そんな気持ちを抱えたまま、私は今日も


ボムギュが大好きなんだ