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200X-2023

私がVRCの世界に飛び込んだのは、2021年5月中旬のこと。

それからもうすぐ2年が経つ。

VRCで出会い、親しくしてくれる友人も沢山できた。
私がただ自分で思っているだけだが、彼らは私を「VRCのフレンド」ではなく「友人」として認めてくれる存在だと思っている。

大半が友人の友人だった彼ら。

そんな彼らと出会ってから、私は変わったな...とふと思った。

そして、10数年前の事を思い出した。


知っている人は知っている事だが、私の名前「コロク」は私自身で付けた名前ではない。

ニコニコ生放送のサービスが開始されてまだそんなに経たない頃、私がよく見に行っていた生主の配信中に付けてもらったのである。

もう10何年も経っているので記憶が曖昧だが、その配信で流れてきたコメントに「小6=コロクは?」みたいなコメントがあって、それを拾って以来私は「コロク」という名前で活動するようになった。

故に、私は名付け親の名前はおろか、どんな人なのかも分からない。

そしてコロクは、ニコ生、スティッカム、Ustreamで人と交流するようになったのだが、気付いたら交流のプラットフォームはTwitterに移行していた。

何故なのかはよく覚えていないけど、配信時間が合わなかったり、他にやりたい事があったり。主に時間的制約が原因だと思う。


そんな2010年代を過ごしていた私。

2017年には20歳になり、いわゆる社会人となった。

2010年代当時の人脈は徐々に切れていき、今では何をしているかさえ分からない人もいる。

Twitterは開いた時にササっと確認したり呟いたりできるが、皆の近況を100%把握して、自分の近況を100%発信できるかといえばそうではない。
いいところ7割くらいではないか?

新たにTwitterで出会った人もいるが、正直なところ「友人」と胸を張って言えるのは片手で数えられるくらいだ。


2020年に入り、私は地元を離れ新潟で仕事をすることとなった。
慣れない環境で初めての一人暮らし。仕事の内容も変わった。コロナ情勢で外にも出られない。
何もできない上に、閉鎖的な毎日はストレスでしかなかった。

暇を潰せるものといえば、Youtubeを見るかゲームをするかだった。
どちらかというと、Youtubeの方が比率は高かったかな。

主にVTuberの動画を見ていたのだが、その中でVRC内で撮った動画が目についた。
確かおめがシスターズのVKet4の動画だったと思う。

そこからいろいろとVRC関連の動画を見ているうちに「自分もVRCやってみたい」と思うようになった。

実は、2019年時点でHTC VIVEとゲーミングPCを購入していたのだが「VRってこんなもんかー」ぐらいにしか思っていなかった。

VRCも1回だけ起動したくらいだった。その時は「VRChatなるものがある」ぐらいの認識だったから、何をしたらいいのかよく分からなかったから。

とりあえず流行ってるらしいVR機器を買ったというだけで満足し、1年くらい放置していたのである。


そして、2021年5月中旬
ようやく、本格的にVRCを始めた。

初めはVRCの基本を覚えるべく、JP Tutorialで勉強をした。
その途中でとある日本人のユーザーと出会い、それがVRCでの初めての交流になった。

彼にAvatarMuseumに連れて行ってもらった事を覚えている。
ちょっと不思議な感じな彼だったが、それ以来しばらく会っていない。元気にしているだろうか。

何人かフレンドもでき、TrustLevelもNewUserになったので私は自作VRoidアバターで出歩くようになった。

フレンドができたにも関わらず、1人で。

それには理由があった。
私は極度のコミュ障「だった」のである。
人前で声を出す事に対する恐怖、何か変なことを言ってしまうのではないかという恐怖、そして身の上話についていけないという恐怖

故に、当時の私は無言勢だった。
身振り手振りで、相手の言っている事にリアクションを取ることしかできなかった。

あと3日、これが続いたらVRCから離れよう。
そう思った。

しかし、そんな私を1人の日本人ユーザーが救ってくれた。

それが前回の記事で出てきた「彼」だ。

今の私を形成する要素。
多くの分岐はあれど、大元を辿れば全て彼に行き着くのである。

そして、私が今ここにある理由。

「彼と、彼を囲む多くの友人に、良いところを見せたい。そして長い付き合いでありたい。死ぬまでコロクを覚えていて欲しい」

そういうことなのかな。

実際、ニコ生から知り合った人で10年以上続いている友人もいるし、数年前にTwitterで知り合った友人は、コロナで動けなかった私に救援物資を買ってきてくれたし。

多分この先10年、20年と続いていくんだろうな。

そう思うコロクさんなのでした。

それでは、アディオス!



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