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camera obscura

2009年に新宿の小さなカフェで写真展を開きました。そのカフェは明治通りと新宿通りの交差点からすぐ近くにある雑居ビルの二階と三階にあり、10年以上経った今でも営業してます。
二丁目に飲みに行く前にコーヒーを飲んだり、ピカデリーで映画を見た後にランチを食べたり、ふらっと立ち寄るのにちょうどよいところでした。
当時は趣味で写真を撮っている人や学生さんの絵などが壁に小綺麗に飾られており、それをぼんやり眺めるのが楽しみでした。
店主に自分の作品を見せて、了承してもらえれば2週間無料で店内展示ができるという事を後に知り、ちょうど今みたいに時間が有り余っていた頃だったので、思い切って展示を申し込み、写真の準備に邁進した事を思い出したので、それを今日noteに少しだけ留めておこうと思います。今思うととてもありがたいサービスであり、良い経験だったなぁと感じています。

写真はネガフィルムから数点選んでデジタル化しました。

そして何となく「光」を感じるものを選んでむした。
世界はもうすぐ光明を見出すという期待をこめて。

ひと昔前まで、写真というモノは現像してみるまでちゃんと映ってるかもわからない不安がありました。途上国の空港だとセキュリティーのX線が強すぎて、フィルムが感光してしまったこともありました。そんな事もあったので、無事にプリントできたかどうかが第一関門で、思い通りのイメージで撮れたら万々歳といった感じです。

フィルムはもう生産が終了してしまったアグファのvista、現像は本郷三丁目にあってもう閉店してしまったトップスという名の写真店がお気に入りでした。
ここの店長さんは希望にあわせて現像を工夫してくれたので、いつも自分好みの色と陰影でプリントしてくれました。その頃、iPhoneなどは勿論無い時代だったので、アプリを使って数秒で写真を加工できる時代が来るなんて、今は当たり前の事だけど、十年前を思うと夢のようです。

今、世界中が新型ウィルスの災禍に見舞われ、誰しも想像していなかった事が起こってしまっているけれど、この局面をみんなで乗り越えて、再びいろいろな土地へ自由に旅行ができるようになる日が来る事を心から願ってやみません。

アメリカ ニューヨーク
自由の女神 寝転ぶ青年

アメリカ ニューヨーク
ストロベリーフィールズでおしゃべり

メキシコ チチェン・イッツァ
古代への旅 

キューバ ハバナ
ようこそ!オールドハバナへ

キューバ ハバナ
アメリカングラフティみたいに陽気なアメ車

キューバ ハバナ
青く晴れた空と英雄ゲバラ

トルコ イスタンブール
雪あかりの旧市街

トルコ アンタルヤ
海辺の公園で射的を楽しむ人々

インド バラナシ
ガンジス川 華燭の典

インド アーグラー
美しき愛の廟

イタリア ローマ
男と女と虹色の傘

イタリア ローマ
夜の街を灯すネオン

中国 北京
直立不動の公安

ベトナム クチ
かつての戦争遺産は観光資産

ベトナム ホーチミン
メコンの水先案内人

スペイン マドリッド
スタジアムの芝生の手入れ

スペイン マドリッド
闘牛士の舞い

タイ バンコク
華奢で頼りなさそうな軍隊の行進

台湾 十分
大きなランタンに願いをのせて

東京 六本木
天空へ伸びる建設中のヒルズ

東京 上野
迎春 初寄席興行

愛知 豊橋
恐竜の親子 人間の親子

北海道 札幌
緑の絨毯 モエレ沼公園

島根 松江
西日さす出雲大社駅と駅長

神奈川 鎌倉
飲みかけのチェリオと向日葵

東京 日比谷
シャボン玉で遊ぶ少年

新宿のカフェはこちら↓
https://www.movecafe.com/access.php

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