見出し画像

平成のサラリーマン、教育費は稼げたか、チョコレートは甘く苦い

教育費はおいくら万円?
私は、結構好きな事をやりながらサラリーマン生活を40年間続けた。
無職時代も1年あった。転職も1回、ベンチャー企業へ転職し20年間勤めた。そして昨年65才でリタイヤした。
既婚、子供は3人いる。親は既に他界している。
そんな人生において、教育費を稼げたのか?
結論として、それは十分可能だった。平成のサラリーマンでも、子供達を大学へ行かすことができた。家も買えた。

1984年から働いている。この時期は昭和だが、結婚は1989年、平成元年なので、ほぼ平成のサラリーマン。
ちなみに日本においてバブル経済崩壊は1990年代初頭からだ。その時代のサラリーマンだ。

生涯年収
私は、平凡な賃金のサラリーマンだったけど、子供3人を大学まで卒業させたし、東京に家も買った。ちなみに実家は東京だ。条件的には有利だと思う。
さて、大まかな計算をしてみたので、参考にしてもらいたい。

お金の漠然とした不安で結婚しないという方がいるけど、一度生涯年収を計算してみれば、不安が消えるかもしれないし、問題点もわかる。

2021年度の資料で、計算をしてみた。
日本人の平均年収 436万円
平均年収436万円以上を稼ぐ人の割合(400万円~2500万円超)は、労働人口の45.76%。
半分近い人がいることに驚く。想像より皆さん凄い。

生涯年収はどれくらいか?
大卒で仕事を始め、65才までの就労年数=42年間とする。
先の平均年収を一人の一生の平均年収とする。
そうすると、生涯年収=436万円×42年=18,312万円
1億8千万円くらいが生涯収入となる。
しかし、ここで、税金、保険、年金など年間 86万円程度引かれる。
42年間で、
86万×42年=3,612万円
結局使えるお金は 18,312万円―3,612万円=14,700万円
色々控除もあるので、
約15,000円 1億5千万が平均的な生涯手取り金額と推測。

人生の出費、どのくらいかかるか?
一生に使う費用の中で。巨額になるのは、教育費と家のローンだろう。まとまったお金が一時期必要になる。
自分の例として、子供が3人 高校まで公立が1人、2人が私学の中高一貫校、大学は3人とも私学とする。ついでに家も購入していると、おいくらになるか?

「教育費」
1.幼稚園 3年間 私学 3人分 3年間
       計 410万円

2.小学校 1年間 公立 3人分 6年間
       計 180万円

3.中学校 1年間 公立 1人 私学2人分 3年間
       計 690万円

5.高校 1年間 公立 1人 私学2人分 3年間
       計 795万円

4.大学 4年間 学費 
  理系1    530万円
  体育系1   550万円
  文系1    370万円
      計 1,450万円

1-5合計   3,525万円

(1)教育費   3,525万円

「住宅ローン」
4000万円の物件を前金1,000万円。
 住宅ローン3000万円として、35年 最低な固定金利だと支払いは3850万円
 合計 4,850万円 

(2)保険も含めると 約5,000万円

「生活費・光熱費」
平均 月 20万円必要とすると 1年で、240万円
240万円×42年間=10,080万円

(3)約1億円

(1)-(3)総額 18,605万円・・約1億9千万円  

ここに車の費用を入れると、2台乗り継ぐとすると。
車両台(ミニバン)600万円 車検、税金 他 400万円 

更に費用は増えて 2億くらいとなる。でもこれは、子供3人を大学(私学)進学させた場合である。

子供が1人か2人、大学が国立、行き当たりばったりではなく、さらに計画的に生活費などを削減すれば、生涯収入内に入る。また共働きであれば、さらに楽になる。
普通のサラリーマンでも結婚と家族を持つ事をそれほど怖がることはないのではと思う。3流私学卒の私が出来たのだから。
無駄なお金と有効なお金を見極めることが一番必要だと思う。
チョコレートは甘いが苦い。

ボーッと生きていると、お金は簡単に消えていく。
例として、月5000円の無駄が20年で120万円、それ以上となる。
人頼みではなく自分でプランを立てる事が一番安心出来る。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?