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自転車レース スキルの話       2020年1月28日

~泥のレースでは、ペダリング次第で転ぶ。また常にタイヤを回さないと泥がタイヤにへばりつく。テクニックと体力の消耗で、自分の不甲斐なさが、何時も身にしみる。

ペダリングの確認
ロードバイクに乗って36年、マウンテンバイクには30年間乗り続けている。
ペダリング、セットアップなど、色々とやって、すでに一巡している。ゴルフのスイングと同様に正解はない。
そして、行き着いたのは、重力を出来る限り利用する。また年寄りは首が弱る。足より首周りが痛い。
今は足全体で踏み込めと言う。しかし、母指球(親指の付け根)に荷重するのが、昔ながらのロードマンの私。

★踏み込み
セットアップが合ってれば、膝頭の位置が母指球と一致する。このまま体を前傾すれば、体重がペダルに乗る、何処でもいいので筋肉使って、さらに荷重し踏み込む。そして下死点では力を一気に抜く、地面を押し込む力となるので素早く切り替える。
ここで足を伸ばすと踵に加重が移るので、伸ばしてはいけない。

★引き上げ
下死点の位置からは、逆の足の踏み込みが始まる。この足は負荷となるので、ペダルから脚の荷重を抜きながら脚を上に回す。
足は相当に重いので、完全に抜重はできないが、遠心力により上に回す力に変える。
ここが一番のペダリングのスキルとなる。自分流で練習するしかない。
上手くいくとケイデンス(自転車において1分間のクランク回転数)がかなりあがる。
動画は170rpm。ケイデンスの目安。

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私の場合、ペダリングでメインに使う筋肉は腰周りと太腿の裏の筋肉。体型とか股関節の柔軟性とか色々あるので、人それぞれでいいと思っている。色んな所の筋肉が使える。基本プロではないので楽に速くクランクを回せれば、それでOKだと思う。
動画ではぶつぶつ言っているが、それは無視して下さい。

乗車姿勢と筋肉
折角だから、娘1の写真を使って、乗車姿勢に関して、また使う筋肉に関して幾つか解説。
娘1(このとき大学生)公道のロードレースで、最後の200mの平地を加速している。娘1は体も小さく、筋肉量も少ない。ただ、長年競泳選手だったので、心肺機能と柔軟性がある。

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まず、丹田の辺りで体を折り、地面に対して背中は平行になっている。無理のない非常に綺麗な乗り方だ。
この姿勢でペダリングすると筋肉は腹周りのインナーマッスルを使う。この筋肉は水泳選手時代から鍛えている。
ちなみにレース後、腹の筋肉が痙攣して、自転車からしばらく降りられなくなっていた。

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次の写真、修善寺のSSCでのインカレの時の登り。

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太ももの筋肉が無いので、あまり使ってない。ほぼ腹回りのインナーマッスルを使っている。だから登りでスピード対応が出来ないと言う欠点があった。
一時的な踏み込みの力は太ももの筋肉がメインとなるので、自転車レースで勝ちたい場合はパワーも必要なので、鍛える必要はある。

クリテリウムでは
神宮外苑クリテリウム 女子 大学選手権
平地の急カーブが多いこのコースでは、娘1は、上の欠点のため、コーナーの立ち上がりで、遅れる。世界レベルの選手に簡単に振るいにかけられていた。

マウンテンバイクでは
ここは私の例、マウンテンバイクは特殊である。タイヤの接地面が滑る。だから常に変化する地面に対応する必要がある。
そのためにはどんな地面でもトルクの安定したペダリングが必要となる。
ブレーキングしながらペダリングをするとか方法は色々ある。ここは経験しかない。コーナーでは常にペダリング、下りでもペダリングをした方が挙動は安定する。

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だから、その分エンジン(心肺機能)が強くないとレースが出来ない。また振動が、上半身にガンガンくるので、縦の動きと重力との戦いがある。首回りの筋肉強化は必携だ。
泥のレースでは、ペダリング次第で転ぶ。また常にタイヤを回さないと泥がタイヤにへばりつく。テクニックと体力の消耗で、自分の不甲斐なさが、何時も身にしみる。

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