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最近の病院

最近の病院は凄くなっていた
この前Noteにも書いたが、私はマウンテンバイクの練習後、帰宅途中で、心筋梗塞で倒れて、危うく死ぬところだった。
運良く助かったが、薬が必携となり、その1ヶ月点検、外来で病院に行った。
色々再考してみた。


過去、整形外科にしか世話になっていないので、循環器系の病院はこの病院が初めてとなる。しかし、ここは高度医療の専門なので、普段の診療や薬の処方は、近場の町医者へ行って下さいと指示される。
これは対して用事もない爺さん、婆さん達のたまり場にしないのと、医療負担の分散には良いことだと思った。俺もいい歳です。

娘2の主治医(大学病院の教授)、バンド仲間に聞いたことがある話。
大きな病院における、外来の診察時間は5分で計算されている。その時間で予約を入れていると聞いた。
そんなので診察出来ますと聞くと、普通延びる。15分程度かな。
だから、予約が遅い時間となると、ドンドンと時間が押していく。待たされる。
一般的に診察の前に、事前検査を実施し、パソコンに、心電図、血液検査などのデータが個人カルテとしてアップされる。
医師は診察時それを素早く見て、問診する。薬の処方もほぼAI(データ)から判断する。またヒアリング時に、最近顔を覚えてないと言うか、これはマスクの弊害だと思う。今回は俺も家で朝夕の血圧を取っているので、そのメモを渡す。これはデータとしてかなり有効だ。
ちなみに心臓ペースメーカーは、ネットで病院に繋がっており、異常があれば、アラームを病院サーバに送ってくる。リモートでの経過観察がますます盛んになってきている。

ここ20年だと思うが、この病院も電子カルテがネットワークで共有されており、病床のフロアの看護師さんが医療機器を運ぶワゴンにはパソコンが乗っている。ここで検温、血圧をして、また特記があれば。ただちに個人カルテにアップする。個人カルテを呼び出すには、患者の腕に付けてバーコードを読み取る。患者は名前確認もするが、データは識別番号となる。
また廊下の角や、打ち合わせ室にはデスクトップパソコンがあり、WiFiなどで院内LANへ接続されて院内のデータなどリソースにアクセスが出来る。

入院患者はパソコンの持ち込みが出来る。院内の一般公開のWiFi にアクセス出来る。よってやる気があれば仕事も出来るし、Netflixも見る事が出来る。俺はもっぱらNetflixを見るだけだった。

ここまでネット化された院内のセグメントが、どの程度のセキュリティ対策をされているのか、それは分かりません。
おそらく、看護師と医者と経理とか区分はされていると思う。
パソコンがDELL製 Win7、Win10との混在だったので、若干気になった。
企業と同じで、一部のパソコンの障害が、サーバとかネットに関連して機能停止する危険性がある。

良いのか悪いのかは別として、ここまでシステム化されても、カテーテル、CTなどにおいては、何ページもある医療説明、副作用など、免責事項のプリントを説明されて、患者はサインする。
つまり医療に完璧と安全はない。最後は個々により治療を必要とする。
その点をIT屋は忘れがちだと、今回の入院で思った次第だ。


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