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「自分で考えてみた」  調布の道路陥没

地元が調布で、一時期離れたが、累計52年間住んでいる。
この間に東京の田舎だった調布も色んな場所が宅地化され、家やマンションが建ってしまったが、最近興味のある事件があった。

つつじヶ丘での住宅街での陥没事件
東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事との関連がありとされている。
またメディアが無責任に騒いでいるが、本質はどうなんだろう、最近報道を真に受ける気にならないので、地元でもあるので、少し調べてみた。

国道20号を走ると調布のつつじヶ丘から仙川まで登りが続く。ここは国分寺から続く国分寺崖線で、一気登ると、そこは武蔵野台地となる。この境目は台地に染みた水がわき出る湧水の多い場所となっている。この辺りが陥没場所だ。よく大きな川の下には川があると言われが、そんな場所だと思う。

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近所の実篤公園も池があり、良い場所だ。昔は雑木林と畑が多かったが、多くの土地が宅地化された。場所柄、結構高い値段だった気もする。

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この辺りでは一番低い土地だ。
京王線の高低を表した図 グラフとして、京王線は横ではなく八王子の山へ向かっている。ここの多摩川は上流なので標高は高い。

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これが水平位置での高低差の図。これだと一番低い場所となる。

ネットから---関東ロームの特性と注意点 – 地盤調査・地盤改良のサムシング
関東ローム層の特徴
関東ローム層でも地域によってその特性は大きく変化しますが、ローム層と言えば、概ね粘性土です。
粘性土は土粒子が細かく、それらには粘土鉱物と呼ばれる”鉱物”が含まれます。
これらが長い(数万年)堆積環境に置かれると、化学的に結合し特有の性格が生み出されます。
ローム層も同様に粒子間に特別な結合が生まれているので、強くしっかりした地盤であり、建築物の支持地盤としては、適しています。

ところが、これを掘削などして解してしまうと、粒子間の特別な結合が切れて強度を失います。同じロームでも、雨などにより溶けだした土が再堆積したり、土砂崩れなどで崩壊した土が堆積した箇所は、一度、粒子の結合が切れてしまっているので、もとの地盤のように強くありません。このようなロームを二次堆積ロームと呼びます。
盛土に用いられる場合や埋戻した場合は、十分に注意が必要です。
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関東ローム層、空洞化に直接関係なようだが、ここが盛り土した造成場所だとそれが土壌を柔らかくしている要因になる。
一方、地下水が多いと思うので、工事が原因で、水が抜ければ空洞化する。
やはり、引き金としてトンネル工事が原因だろう。NEXCO東日本もそれは認めている。

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陥没

以上自分で考えてみたでした。


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