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清澄庭園(463文字)

都内で綺麗な景色を楽しみたいと思ったら、庭園を訪れるのも良い。

先日、初めて清澄庭園に行った。晴天も手伝って、広くて手入れの行き届いた庭は休日をゆっくりと過ごすには最高のところだった。

清澄庭園は元々は江戸時代の藩主の屋敷で、回遊式林泉庭園という大名庭園に用いられた造園手法だそうだ。明治に入り、三菱財閥の岩崎弥太郎が買い取って整備したらしい。

庭園に池はつきもの
水のある景色は美しい
弥太郎が作った庭の向こうから近代ビルが顔を出す
晴天の下、亀も甲羅を干す
次の機会には、ドリンクとおやつを用意して来よう
水面鏡が青空を映す
鴨が…
昭和4年 東京市より、岩崎家からの庭園寄付を称える石碑
人も鴨も和む
弥太郎は全国各地から個性的な石を集めたらしい
園内をぐるっと一周まわり終わる頃、太陽が傾いてきた
鴨もひと休み
「古池や蛙飛びこむ水の音」松尾芭蕉はこの付近に住んでいたようだ
築山、池、松、そして西陽

庭園内をゆっくりと歩きながら弥太郎や岩崎家のことを想像してみた。その苦労は想像を絶するものだろう。そしてそれ以上に彼の努力と行動力は計り知れないものなんだと思う。

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