【内分泌が苦手な小児科医へ】これだけでOK 小児内分泌のポイント ~低身長編~



小児科医が悩む内分泌疾患のポイントをまとめました

色々な病院で勤務して感じることですが内分泌疾患が苦手な小児科医がとても多いです。
内分泌科の医師がいればよいのですが、市中病院だと自分でみなければいけないことが多く、内分泌科に紹介するまでに最初の対応は大事になります。
そんな内分泌疾患に悩む小児科医向けに、今回は比較的経験する頻度が高い小児の内分泌疾患を中心に、最低限知っていて欲しいポイントをわかりやすくまとめました。
今回のテーマは皆さんが最も多く経験される内分泌疾患であろう、低身長についてです。
あまり詳しく書きすぎても教科書との差別化ができませんので、あくまでも非内分泌専門の小児科医が最低限知っておいてほしいポイントを簡単にまとめています。
逆にこのポイントを知っていれば内分泌科医にコンサルトするときにも役に立つはずですし、内分泌科医がどんなところを意識して診察しているかがわかるはずです。
普段の診療にお役立てください。

なお本マニュアルで生じた有害事象については著者は一切の責任を負いかねます。

■低身長について

①問診項目
②診察のポイント
③必要な検査
④ICPモデルとは
⑤低身長の定義は-2SD以下だが、小児慢性特定疾病の基準は-2.5SD
⑥SDの評価やSGA性低身長の診断に役立つアプリ
⑦一般小児科医にオススメの教科書

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