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【ポケカ Advent Calendar】ポケカの歴史上半端なかったドロー&サーチポケモン10選【7日目】

こんばんは。
親から「目と眉毛が三笘に似ている」と言われました。わからんでもない。
コルクです。

本記事はポケモンカード Advent Calendar 2022の7日目の記事になります。
詳しく知りたい方は以下のリンクへどうぞ。

自己紹介をいたします。
コルクと言います。
旭川という僻地でポケモンカードをやっております。
ついでにワンピースカードゲームとシャドウバースエボルヴもやっています。

今回は「ポケモンカード歴代のシステムポケモン10選」を書かせていただきます。
ドローが強いとよく言われるポケモンカードですが、その中でも特に強力と感じたポケパワー、特性を持つ10枚(と、その派生)について書きます。
選考基準は私の主観です。ご了承ください。

初登場が古い順に紹介していきます。
メインカード以外は画像を貼る時間がなさそうなので公式で検索をお願いします。申し訳ない。


1.ピジョット(PCG1)

最強の鳩


ポケパワー「マッハサーチ」によりターンごとに好きなカードを1枚持ってくることができる。
自分の展開を安定させるという点においては、現代のどの2進化ポケモンより強いポケパワーかもしれない。
低くないHPに加え、逃げるために必要なエネルギーがない。
当時の<<ふしぎなアメ>>は1ターン目や場に出たターンにも使えたため、2進化デッキにこのカードと<<ふしぎなアメ>>を入れて展開を安定させることが多かったらしい。
ただし、このカードを使う上で当然必須である<<ポッポ>>が何故かブースターパックに入っておらず、ランダムスターターからしか入手できなかったため、
むしろ<<ポッポ>>のシングル価格が高騰(1000~2000円程度)していたらしい。

2.ジラーチ(PCG2)

ワザも弱くない


バトル場にいれば、ポケパワー「ほしのねがい」でデッキの上5枚から好きなカードを1枚手札に加えることができる。
たねポケモンのポケパワーとしては破格の性能。
当時はハーフデッキ(山札30枚のルール)も普及しており、ハーフデッキではこのポケパワーの価値は跳ね上がる。
当時からデッキの安定剤として使われていたが、SM8aで転生した。
トレーナーズしか手札に加えることができないように調整されたものの、
<<エスケープボード>>や<<グズマ>>等と組み大暴れした。
代表デッキはジラーチサンダー。

3.ネンドール(DP4)

今見てもおかしい


ポケパワー「コスモパワー」により自分の手札を2枚まで山札の下に送り、その後自分の手札が6枚になるようにカードを引く。
意味が分からない。1進化でサイドを1枚しか取られないポケモンが持っていい性能ではない。(DPシリーズでは複数枚サイドを取られるポケモンは存在しないが)
1進化で手札をn枚になるようにカードを引くポケパワー/特性を持つポケモンは数あれど、その前に手札を山札の下に送るのはこいつしかいない。
PCGシリーズがレギュ落ちしてからは、この<<ネンドール>>か、後述する<<ユクシー>>を入れていない60枚デッキは存在していなかったレベル。
25th記念プロモで再録(?)された、ポケモンカードどころかTCG界最強と言えるドローエンジン。殿堂ポイント2。

4.ユクシー(DP5)

弱点+20に時代を感じる


ベンチに出た瞬間、ポケパワー「セットアップ」で手札が7枚になる。7枚????
セットアップ界最強のセットアップ。サイドも1枚しか取られない。(DPシリーズでは以下略)
ワザも悪くなく、無色1エネで20ダメージを出すことができ、任意で山札の下に戻ることができた。
つまりベンチが空き、うまくいけばセットアップを再利用することもできた。
さらに<<ユクシーLv.X>>にレベルアップ(バトル場限定で行えるBREAK進化のようなもの)すると、
ポケパワー「トレードオフ」(山札の上2枚を見てうち1枚を手札、残った1枚を山札の下へ)を使うこともできた。
Lv.Xのワザは無色2エネで60と当時基準で十分な打点を持っていたため、超弱点のポケモンに対してはアタッカーにもなりうる1枚。殿堂ポイント3。

5.ジラーチEX(BW9)



ベンチに出た時、特性「ほしのみちびき」で山札からサポートを1枚手札に加えることができる。
これだけなら<<ネオラントV>>と大差ないが、真価はHP90なことと、ポケモンEXであること。
HP90なので、<<レベルボール>>でサーチが可能なのは現代エクストラでも活用できるメリットである。
ポケモンEXなのできぜつした時にサイドを2枚取られることは通常デメリットだが、
これを逆手にとって<<しまめぐりのあかし>>でわざときぜつさせ、<<ムウマージ(SM10)>>と合わせて相手のサイドを1枚にした後、
<<マチスの作戦>>→<<N>>→<<マーズ>>で相手の手札を0にして、<<ザクザクピッケル>>で相手のデッキトップを固定する凶悪なデッキがCL2020東京(エクストラレギュレーション)で猛威を振った。
この大会では先攻でもサポートを使用可能だったため、何も対策していなければ、あるいは初手7枚で対策カードを引けなければ、事実上じゃんけんでゲームが終わることもあった。
CL2020東京の配信で発表されたルール変更で、新ルールでは先攻1ターン目にサポートが使えないようにルールが変わることが発表されたが、一手遅かった。

6.シェイミEX(XY6)

史上最もフラダリに狙われたポケモン


ベンチに出た時、特性「セットアップ」で手札が6枚になる。
ここだけ見ると先述の<<ユクシー>>の劣化版だが、このカードと同じ収録弾に相性のいい<<スカイフィールド>>や<<MレックウザEX>>が入っていたため、それらと組んで大暴れした。
そもそも<<ユクシー>>の劣化版であるといえど、比較対象がおかしいだけでこのカードも単体で十分に強力だった。
1ターンに何度でも特性を使えるため、先攻1ターン目で山札を全て引ききることも可能であった。
先攻1キルに特化(当時は先攻でもワザもサポートも使えた)したデッキでは、<<フラダリの奥の手>>と合わせて山札を2回引ききることもできた。
HPが低いためよく<<フラダリ>>(現代でいうボスの指令)で狙われることも多く、「フラダリシェイミありがとうございました」は当時の別れの挨拶として有名。
エクストラレギュレーションでは禁止カードに指定された。<<回収ネット>>とのコンボを危惧されたという噂もあるが、そうでなくてもワンショットキルのコンボパーツを集めるために非常に都合がいい性能をしているため、環境の多様性を損なわないような禁止であると考えられる。


7.カプ・テテフGX(SM2L)

カプキュアーは使ったり使わなかったり


ベンチに出た時特性「ワンダータッチ」でサポートを手札に加えることができる。
しかしテテフの真価はそのアタッカー性にあった。
<<ダブル無色エネルギー>>1枚で最低40ダメージを与えることができ、<<こだわりハチマキ>>と合わせたり、相手アタッカーについているエネルギーの数次第では100ダメージをたたき出すことも珍しくなかった。
170というHPも当時基準で低いわけではなく、中途半端なダメージであれば一発耐えて<<アセロラ>>で手札に戻ることも珍しくなかった。
超タイプであったため、後に登場した<<ミステリートレジャー>との相性も抜群であり、<<ソーナンス(XY4)>>の「がまんのかべ」の影響を受けないという点も評価が高い。これは現代エクストラでも通用するメリットである。
スタートデッキGX後のポケカ人口爆発時代にはシングル価格がRRでも1枚2000~3000となっていた。SM時代を象徴する1枚といえる。

8.ゾロアークGX(SM3+)

強そうだけど使われないGXワザNo. 1


特性「とりひき」により、手札を1枚捨てることで2枚引くことができる。
しかしこのポケモンも真価はその汎用性、アタッカー性にあった。
<<スカイフィールド>>と合わせてベンチを全て埋めると無色エネルギー2個で180ダメージ、<<こだわりハチマキ>>と合わせて210ダメージをたたき出すことができ、これは当時よく使われていたポケモンのほとんど全てを倒すことができた。
発売直後のチャンピオンズリーグ横浜2018では文字通り環境がゾロアークGX1色となった。マスターリーグのトップ16における採用率はなんと15/16。
トップ8では全員が採用しており、文字通りゾロアークGXの大会といえた。
<<スカイフィールド>>が落ちた後も手を変え品を変え相方を変え環境に残り続けた。
無色エネルギー2個で起動するため、どんなタイプでも相棒にすることが可能で、そもそも<<ダブル無色エネルギー>>が入るならどのデッキでも選択肢となりえた。
海外Expandedではこのカードを中心としたいわゆる「ゾロアークコントロール」が環境を席巻し、何度も禁止候補のひとつとして挙げられていた。

9.デデンネGX(SM9a)

最近またSAが値上がってる……


ベンチに出た時特性「デデチェンジ」で手札を全て捨て、新たにカードを6枚引くことができる。
手札を全て捨てるというのは一見デメリットだが、裏を返せばどのような手札でも必ず6枚の新しいカードにアクセスすることができるということであり、登場直後から様々なデッキに使われた。
また手札をトラッシュするため、<<カプ・コケコ♢>>との相性は抜群であり、<<ピカチュウ&ゼクロムGX>>デッキのメインエンジンとしてよく使われた。
雷タイプのポケモンGXであることから、<<電磁レーダー>>や<<プレシャスボール>>と噛み合いがよく、後1フルドライブの安定性を高めていた。

10.ジメレオン/インテレオン(s1W)

Uで1000円超えるのは異常
高い時でも500円超えてなかったような記憶


手札から進化した時、特性「うらこうさく」で好きなトレーナーズを1枚もしくは2枚手札に加えることができる。
発売してから1年ほどはあまり使われていなかったが、<<れんげきウーラオスVMAX(s5R)>>と<<メッソン(s5a)>>、<<インテレオン(s5a)>>を得てから評価が一変。
無色エネルギー1つで使える<<メッソン>>のワザ「どんどんよぶ」で展開の下地となる<<メッソン>>、アタッカーとなる<<れんげきウーラオスV>>を合わせて3匹呼ぶことができ、「メッソンが多数いないと手札でジメレオンやインテレオンが腐る」「メッソンを多数呼ぶとアタッカーまで手が回らない」といったデメリットを解決するだけでなく、「展開だけでなく打点補助にもなる」というメリットすら得た。
その後も「れんげきウーラオス」に限らず様々なデッキで活躍し、さらに1年後には<<パルキアVSTAR>><<カイ>>を手に入れ、またしてもトップメタの展開をサポート。いや、サポートだけでなく、<<パルキアVSTAR>>の特性「スターポータル」や<<キバナ>>によりエネルギーを供給し、「アクアバレット」で殴り掛かるケースも増えた。
次回の京都大会がおそらく最後のチャンピオンズリーグとなりそう。トップメタであろう「ルギア」、「ミュウ」に入ることはまずないが、最後に意地を見せられるか?


今週末にはCL京都が開催され、おそらくそこでDマークのレギュ落ちについての言及があることが予想されます。
果たしてDが落ちた後、Gマークではこれらのカードの中に割って入るような強力なシステムポケモンは現れるのでしょうか。期待しましょう。









本当はサーナイト(DP4)とかゲノセクトV(s9)あたりは入れようと思ったんですけど体調死んでたし今日夜に用事があるしでロクに書ける気がしませんでした許してください今は体調治りました

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