【ポケカAdvent Calendar2023】~CSPあれこれについて~【21日目】

こんばんは。コルクです
この記事はいちょーさん企画、ポケカAdvent Calendar2023 の21日目の記事となります。
アドカレ企画についてはこちらから。



はじめに

さて、ポケモンカードゲーム2023-24シーズンが始まりました。
チャンピオンズリーグ横浜が終わり、今週末にはチャンピオンズリーグ京都がありますね。参加される皆様はがんばってください。
チャンピオンズリーグだけでなく、シティリーグもシーズン2の中盤を迎え、プレイヤーごとにそろそろCSP(チャンピオンシップポイント)にも差がついてくる頃合いでしょうか。

さて、そのCSPについてですが、初めから今のような制度だったわけではありません。
そこで、CSPに関する制度がどのように変化していったのか、本日はその変遷について書いてみたいと思います。
おまけとして、当時の大会形式にも軽く触れていきたいと思います。


2017シーズン

CSPという制度は2017年に開始されました。
当時の公式発表記事はこちらになります。

大阪1回目・宮城・(愛知・千葉・大阪2回目)・岡山でそれぞれ微妙にもらえるポイントが違いますが、これは大会形式の違いによります。

大阪1回目→初の2日間開催。予選はBO3形式を計9回戦行い、決勝トーナメント上位16人による30分BO1での対戦という形式でした。
大型大会の上位デッキリスト60枚が公開されたのも、この辺りからだったでしょうか。
宮城→3人チーム戦で開催。全て30分BO1での対戦でした。
なお優勝&準優勝はチムアチャのメンバー3人で組まれたチームとなり、「そら(3人チーム戦とかやったら)そう(チムアチャで固めたら弱いわけがない)よ」というような空気になった記憶があります。
愛知・千葉・大阪2回目→BO3、7回戦スイスドローのみで順位を決定。
これらの大会では、貰えるCSPは順位ではなく、勝ち点(勝ち3、引き分け1、負け0。BO3ということもあり、正式に引き分けが存在していました)により決まりました。
岡山→オープンリーグ(年齢関係無し)での開催。岡山はボルケニオン使います。
Final→こちらも7回戦スイスドローのみでの開催。勝ち点17以上でCSPを3ptもらうことができました。

これらの大会を通し、CSPに応じて以下の権利を獲得できました。
3pt→日本一決定戦への出場権利を獲得
5pt→WCS Day1の出場権利を獲得、日本一決定戦の予選1戦目の不戦勝
ポイント上位8人→WCS Day2からの出場権利を獲得

2017-18シーズン

公式からの記事はこちら。

チャンピオンズリーグに加え、シティリーグ、トレーナーズリーグ(トレリ)でもCSPが貰えるようになったという点では現在の制度に近くなったと言えるでしょう。
ステーションリーグというこの年限りの制度もありました。詳細はこちら。

このシーズンの特徴というと、
・ジャパンチャンピオンシップスに誰でも参加できるようになった
・チャンピオンズリーグの形式が予選・本戦通して30分BO1+追加3ターンに戻った
・年間獲得CSPに応じてコインやスリーブなども貰えた
・シティは16人いなければ大会不成立(そういえば昨シーズンは参加者1桁台のシティがあったとかなかったとか)
・エクストラでのシティも開催されていた
・トレリは参加者8名未満の場合、1位のみに5pt貰えるだけ
・トレリで獲得できるCSPの上限は120pt
・ステーションリーグというクソ制度(後述)があった

といったところでしょうか。
トレリに関してはここ最近始めた方は実感しにくいかと思いますが、この辺りはまだポケカプレイヤー人口が今の1/5とか、下手したら1/10くらい?なので、参加者8人未満だったこともそう珍しいことではなかったように思われます。旭川とか。

ステーションリーグについてですが、この大会の酷かったところは
・予選/本戦ともに千葉にあるポケセントウキョーベイのみで開催
・基本は事前応募制で、予選には1回しか参加できないが、当日参加枠であれば1回制限を無視することができた
という、関東圏を超優遇しているとしか思えない大会でした。

余談ですが、この年のジャパンチャンピオンシップスはジュニア・シニア・マスター3部門でレックウザGXが優勝を独占。
そして、激動の2018-19シーズンへ続いていきます。

2018-19シーズン

・XYシリーズのカードがスタン落ち
・GXスタートデッキによる人口爆発(でも今から見ればかわいいもの?)
という2つの大きな変化がありながら始まったシーズンです。
さて、そんなシーズンのCSP制度はこのようになっています。

特徴としては、
・チャンピオンズリーグの制限時間が25分、追加ターンが後攻の番までという現在と同じ制度になった
・チャンピオンズリーグ優勝者には、CSPの他にWCS Day1出場権利を付与
・ステーションリーグ廃止
・トレリで貰えるポイントが現在と同じになった
・トレリで獲得できるCSP上限が60ptへ変更

この辺りでしょうか。
特にトレリに関しては、前年度よりも完走がぐっと楽になった印象があります。

2019-20シーズン

CSP制度についてはこちら。

この年の特徴としては、CSPを1ptでも獲得すれば「博士の研究(マグノリア博士)」のプロモカードが貰えたということですね。
また、チャンピオンズリーグの参加権についてもかなり整備され、
・前年度のCSP上位者にはシーズン最初のチャンピオンズリーグ、東京大会への優先参加権を付与
・チャンピオンズリーグの予選10回戦を戦い抜いた、いわゆる完走したプレイヤーに次回チャンピオンズリーグの優先参加権を付与
・シティリーグ優勝者には直近のチャンピオンズリーグへの優先参加権を付与


・・・ですがこのシーズンは、シーズン途中にド級の爆弾、ド爆弾が爆発しました。
新型感染症の影響により、WCS、JCSは中止。
チャンピオンズリーグについても京都、宮城の2大会が中止となりました。
感染症に伴い、セルフシャッフルというやり方が生まれました。最初3分け対戦中は枚数指定で。
シティリーグやトレリについても、4月下旬から全ての大会が中止となり、2019-20シーズンは突然の終わりを迎えました。詳細はこちら。


2020-21シーズン

さて、まだ感染症の影響も続く中、始まった新シーズン。
新しいCSP制度はこのようになりました。
このシーズンの特徴は、
・チャンピオンズリーグでCSPが付与されなくなった
・チャンピオンズリーグ上位4人にWCS Day1出場権が付与されるようになった
・チャンピオンズリーグの上位者にJCSの優先参加権が与えられるようになった
・通算CSP上位にJCSの優先出場権を付与
・シティリーグの参加定員によって得られるCSPを改めて定義(定員にのみよるので、実参加人数は考慮されなかった)
・チャンピオンズリーグの抽選に落ちたプレイヤーの次回当選率が上がる、抽選チャンス制度が導入
・トレリで獲得できるCSPの上限が年間30ptに変更

チャンピオンズリーグでCSPが付与されなったこと、CSP上位者にJCSの優先権が付与されるようになったことが最大の特徴でしょう。
なお、この年もWCSは中止。チャンピオンズリーグも、京都大会が中止。
WCSへの参加権はまた来年に持ち越しとなりました。
この辺りからチャンピオンズリーグの抽選落ちが目立つようになってきた気がします。
この辺が複垢とかイカサマセルフカットとかこうなんか色々なあれが一番酷い時期だった気がします。

2021-22シーズン

感染症での巣ごもり需要やイーブイヒーローズなどの影響で、別角度からも注目を浴びてしまったポケモンカードゲーム。
そんな新シーズンのCSP制度はこうなりました。

このシーズンはかなり変則的となっており、
2020-21シーズンのCSPを引き継いだ
・トレリで獲得できるCSPの上限は、昨シーズンぶんとあわせて60ptになった
・2020シーズンのCSP上位保持者にWCS2022の出場権が与えられた

事実上、前シーズンと合わせて2年にわたって2020-2022シーズンを行った、といっても過言ではないかもしれません。

2022-23シーズン

無事WCS2022も終わり、初めて日本でWCSが開催されることが決まった新シーズン。
そんな新シーズンのCSP制度はこうなりました。

ほぼ現行の制度と変わりませんが、
・前シーズンJCSの上位プレイヤーにシーズン最初のチャンピオンズリーグ、東京大会への優先参加権を付与
・全てのチャンピオンズリーグが2日間開催になった
・CSP上位のWCS Day1参加権利が与えられる人数が、各リーグ10人ずつ増えた
・シーズン途中(2023年4月)に、相互シャッフル解禁

大きな変化としては、チャンピオンズリーグの全大会2日間開催になります。
このおかげでマスターリーグの参加定員が大幅に増えました。それでもありえないくらい抽選落ち発生してますけど。
そして相互シャッフルが解禁されました。今や3分けとか言い出すプレイヤー絶滅しましたね。なんなら、逆にセルフカットを全く知らないプレイヤーも増えているかも?

2023-24シーズン

現在のシーズンですね。CSP制度についてはこちらとなります。

今シーズンの変更点としては、
・全てのシティリーグが64人定員になった
・シティリーグの優勝者にJCSの優先参加権が付与されるようになった
というところでしょうか。
「CSP制度としては」かなり洗練されてきたように思われます。
強いて言うなら、シティリーグの会場数をもっと増やしてほしいなどはありますが・・・。


あとがき

こうまとめてみると、やはり毎年細かく、ないしは大きく変わっている点がありますね。(CSP関係ないところもとりあげましたが)
CSP制度としては基本的に良い方向に変わっていると思います。そもそも大会に参加できないのはアレなんですけど
これから先もよりよい方向に変わっていくといいですね。
明日はWABさんの先攻後攻兼VSTARマーカーの作り方、になります。
誤字脱字、内容についての指摘はTwitter(X) @Ko74527 までお願いします。

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