きになる
ある男が街を歩いている。
ふと空を見上げた。なんで空は青いのだろう。きになる。
雲が見える。なんで雲は浮いているのだろう。きになる。
目の前に葉っぱが落ちてきた。なんで葉は落ちるのだろう。きになる。
行き交う人を見た。みんなはどこへ向かっているのだろう。きになる。
だんだんと頭の中が埋め尽くされていく。きになる、きになる、きになる、きになる…。
男はその場に立ち止まり、時は流れた。男はやがて大地に根を生やし、葉を茂らせ、立派な大木になった。
ある男が街を歩いている。
ふと空を見上げた。なんで空は青いのだろう。きになる。
雲が見える。なんで雲は浮いているのだろう。きになる。
目の前に葉っぱが落ちてきた。なんで葉は落ちるのだろう。きになる。
行き交う人を見た。みんなはどこへ向かっているのだろう。きになる。
だんだんと頭の中が埋め尽くされていく。きになる、きになる、きになる、きになる…。
男はその場に立ち止まり、時は流れた。男はやがて大地に根を生やし、葉を茂らせ、立派な大木になった。