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学習マップ

私は新しい分野を学ぶときは、どのルートを通れば一番簡単に習熟するのか、学習マップ(学習する順)を考えることが多いです。
社労士の試験の時にアホほど勉強しましたが、国家試験は受験者が多く歴史もあるので「勉強の仕方」が具体的に確立されています。

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学習マップが確立してる分野は、あとは時間投入に専念するのみ。迷ったり調べたりしなくてINPUTと定着確認に時間を使うことができます。


Power Platformを 勉強するのは難しい

今年初めはMicrosoftのAzure のAZ-900受けました。これは20時間ぐらいでクリアしたので、気をよくしてPower Platform(以下PL)のPL-900までいくぞー!と決意し、一応MSのLearnはクリアしましたが、その後がない。
先人の「学習マップ」がほんとーに見つけられない・・・・
RPAの方もベンダーの講習受けた後、本を複数買いましたが、実務に応用すると、とたんに行き詰りました。
学んでいるより「応用するために調べている」時間の方が長いんですよね・・・

技術革新がが早い世界なんで、毎月機能追加されているのもあるかなー。
ほしいものがサクサク作れるぐらいに習熟している人は、もともとIT職の人か、専業でRPA開発しているとかそんな感じ。

Power PlatformやRPAを勉強したときに思ったこと

PLもRPAもことごとく自分のやりたいように動きませんでした。今でも稼働しているのは4つぐらい。

  • PLの機能を使えるかどうかは、会社の環境と自分に与えられている権限に左右される。

  • PLは社外とのやり取りには向かない

  • 情シスが環境を与えていないとチュートリアルさえ実行できない。しかし、そもそも自分にその権限が与えられているかを確認するのが難しい。

RPAもPLもローコードツールですが、ノンプログラマーが自由自在に使いこなすためには「制約と材料を知り尽くしている人」を確保するか、自分で探求するための時間(専業)が必要なんですねー。


学習マップを見直して、Python学習を経由してみた

そうこうしているうちに、Power Automate for DasktopからPythonが実行できることを知りました。
そのころにはRPA製品の挙動不審に困り果てていたので、こりゃ先にPython学べば、できないところ補完してイケるのでは、と思い、現在学習しております。

今はようやく簡単なスクレイピングをPythonでできるようになったところなのですが、なんと!!!!
あれだけ困難を極めた、PADのセレクターのあたりが!!!!
わかるようになりました!!

あたりまえなんですけど、Pythonと同じように、HTMLの中の一意の値を教えてあげればできるんじゃん。(PADではなく初めからPython使えばというツッコミはなしでw)


PLやRPAを学ぶ難しさ = 学習マップが整ってない

フツーはRPAよりプログラミングの方が難しいのですが、一つでもプログラミング言語知っていると状況が違うんだなー、と思いました。

RPAは社内システムを対象とすることも多いですが、学習で使うサンプルサイトは単純なものばかり。
ユーザーも自社のシステムの画面情報なんて共有したりしないので、「具体的にこのように設定したらこう解決するという例」が極端に少ないです。

またPLの方はSharePointの構成も鍵。それをつかってこその仕組みなので、その知識も必要なんだよなー。
RPA界が一時ほど盛り上がり切れないのは、この「中級以降の学習マップがない」ことに一因があるような気がする・・・。


今、Python・VBAの両方学んでいますけど、学習者が多いってことは本当に学びやすい。
学習マップが確立しているってのは、ある意味「巨人の肩の上に乗る」ってやつですね。ま、今のっているのは膝上ぐらいですけど~w

なんで、PL とRPAをもう少し使いこなすために、Pythonを学習マップに入れてみたら、効果あるよ、というお話でしたw



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