親子だとうまく教えられない話

タイトルの通りのnoteです。

一つ前のnoteに書いたように、私が子ども家庭科教室を始めたきっかけの一つに自身の子育て経験があります。

目の前の家事とか下の子の事が気になり、片手間に教えてしまう。
本当は他のことしたいけど子どものやる気も大事にしなきゃ、とか忙しない感じでしか教えられない。 

娘ももっとちゃんと見て!なる。

そして自分が思ったようにできないイライラをストレートにぶつけてくる。そのイライラを受けて、こちらもだんだん疲れてくる。 

家庭科の大切を知っているからこそ、子どものやってみたい気持ちを削ぎたくない。
でも時間や心に余裕がないと、子どもに生活のあれこれを教えるのは本当に難しい。

うまくできなくて癇癪起こす子どもを見ていると、ついこちらも声を荒げてしまう。そんな自分にまた落ち込んでしまう。

そんなこんなで、最初は楽しいはずの時間が最後は残念な感じになりがちでした。

そんな中、私は誰に針仕事とか編み物とか、料理を教えてもらった?と思い出してみると、ひいおばあちゃん、おばあちゃん、母、と3人の顔を思い出しました。
母が忙しい時はひいおばあちゃんや祖母が代わりに面倒を見てくれていました。

それを思い出した時

あぁ、1人で教えるの無理だわ…

て気づきました。
私が育った環境は、母の代わりの誰かがいたから、手芸や料理を好きにさせてもらえていた事に今更ながら気がつきました。

誰か私の代わりに…
誰かここで一言…

普段、独りよがりの教室にならないように!を心に留めていますが、私が誰かに言って欲しかった一言、こんな場所があったらよかった、だけは少しお節介に、独りよがりに前に出してしまいます。

家庭科を学校の外でも教える場が増える事で、子どもたちだけでなく、保護者の方のお役に少しは立てるのかな、これからもっとそういう場所が必要になるんじゃないかな、と思いつつ子ども家庭科教室を続けています。



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