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Kindle仲間が累計で2人増えました Kindleの良さを他の人に伝えることを思索する

個人的にはKindleを使うことによって電子書籍のありがたさや没入感を体験し、デジタルであることからその後の思索にも非常に便利に使えることを理解することができました。

デジタル読書の良さを伝えたい

この良さを誰かに伝えたい 、ということをいつも思っていました。その一つの個人的な活動として、noteでの記事のアップ を行ってきました。そして、身近にいる人にもお話しをして、良さを理解してもらおう という行動も地道にしております。
この地道な行動でネックとなったのは、やはり読書をする、という人は結構少ない、ということ ですね。
読書の代わりにネットの記事やブログの記事を見たりするのがメインになっている人が思いのほか多いようです。電車に乗っても小理屈野郎が学生の頃なら朝は新聞を縦に1/4に折って読んでいる人が大量にいました し、文庫本だけではなく、ハードカバーの書籍を立ってでも読んでいる人は結構いた ような気もします。もちろんジャンプなどの習慣の分厚い漫画を読んでいる人もいました。
紙媒体に書籍やそれに類するものを読んでいる人が多かったですね。

読書をする人が減っている?

現在はスマホを使っている人がほとんどで、紙媒体の書籍などを読んでいる人もほぼいません。朝でも新聞を読んでいる人はここのところ見たことがないような気がします。
さすがにディスプレイの内容までのぞき見ることができませんので、何をスマホで見ているのか、読んでいるのか、分からないですが、両親指がカタカタ動いている人とかいるのを見ていると、どうやらゲームをしている人もいるようです。大概は、何かを読んでいるのかな? という感じです。
一人の個人が読む字数は変わっていないかもしれませんが提供媒体が変わっている のかもしれませんね。

Kindle電子端末を使っている人

また、街中でKindle電子書籍端末を使っている人は、小理屈野郎が使い出してから二度しか見たことがありません。
一度は、子供の行事について行ったときに、子供たちの活動中保護者として別室で待っていた30代後半ぐらいの男性です。おそらくKindlePaperWhiteを使ってらっしゃったのではないかと思います。
もう一度は、駅で電車が到着するのを待っていたときです。中高生ぐらいの少し若めの男子学生のだったような気がします。この人はKindleOasisを使ってらっしゃいました。

それ以外は、毎週最低1回は遠距離新幹線通勤があるのでそれなりの時間電車を使っていますが、一人として電子書籍専用端末を使っている人を見かけたことがありませんでした。

やはりたいていの人が所有しているスマホやタブレットでも読書ができるのにあえて専用端末で読書をするというのは、周りから見たらスパルタンなこと なのかもしれません。

職場でのちょっとした話題作りに

というのも小理屈野郎が職場で電子書籍専用端末を使っているときは、まず、普通のスマホではないのでびっくりする人が多い のです。
「アマゾンのホームページなんかで出てくる専用端末です」と伝えると、「あ~、これがそうなの」という感じでそれなりに話しは弾みます。
そして、eInkのディスプレイの見やすさ、そして電子書籍端末特有の機能である、フォントを気軽に変えられること、そしてそのフォントの太さまで変えられることについても実演してお見せすることが多いです。
老眼などで読書がつらくなっている人、そして本が重たくて持ち歩くのに躊躇している、家が一人住まいで狭いので読んだ本がたくさんになるのがいやな人 、などは結構興味を持ってくれます。
しかし上記のような説明をスパルタンな感じとして受け取る人も結構いるようで、よくいってAndroidやiOSのアプリを使い出す、というところまで試してくれる人止まり でした。

そんな中で、専用端末を楽しく使っている小理屈野郎を見て、その良さに魅了されて、購入に至った人が今までに2人いました。

その人たちについて少し深く見ていきたいと思います。

購入者一人目

三十代後半の女性です。元々読書は好きだった、とのことでした。そしてKindleUnlimitedに契約をしている方で、Kindleアプリでスマホを使って読書をしていたようです。
彼女の場合は、一人住まいをしているので本が増えると住居を圧迫する こと、部屋に置いておけば自分の読んでいる本がどのようなものなのかを遊びに来た友達に丸見えになってしまう (自分の読書履歴が丸裸にされてしまう)ということが気になっていたようです。(ちなみに彼女は探偵小説系が好きとのことでした)
元々ある程度気になっていたようですが、周囲に実機を使っている人がいなかったため購入には至らなかった とのこと。
小理屈野郎がKindlePaperWhiteを購入した、ということを何気なく話したところ、「え、本当ですか」とまさかの入れ食い状態 でした。
一度実機をお見せして、小理屈野郎はフォントをUD明朝系のものに変えて、ポイント数を調整し、文字の太さ(ウェイト)も調節して自分好みにしていましたので、小理屈野郎の設定でアットランダムに手持ちの書籍の本文をお見せしました。
eInkディスプレイ、というのもよく分からん、といっていましたが、実機を見ると一目瞭然、非常に読みやすい、と好評でした。
金額として15,000円程度かかることが気になっていた ようで、無印のKindleは、どうか、と聞かれました。当時の無印のKindleの特徴である、防水がないこととフロントライトがないこと、そしてディスプレイの精細度が少し落ちる、というお話しをしたところ、セールを狙う、とのことでした。しばらく虎視眈々とセールを狙っていた ようで、8GB、広告ありのKindlePaperWhiteを程なくして購入されたようです。
購入されたあと、フォントの入れ方をお伝えしたところ、ご自身でUD明朝系のソフトを導入し、フォントのポイント・ウェイトも自分の好みにして楽しく使っていらっしゃるようです。
PaperWhiteなので防水機能がありますが、壊れたらいやなのでジップロックに入れてお風呂でも楽しんでいます、とのこと。
コンパクトなのもかなり高得点だった といっていました。
元々KindleUnlimitedに加入しているので、それを使ってかなり経済的に読書ができている、とのことでした。
彼女は小理屈野郎のようにスパルタンな使い方はしていませんが、ライトに、経済的に利用してかなり楽しんでいるようです。
専用読書端末を購入した金額分以上に楽しんでいる 、ということでした。

購入者二人目

もう一人は最近購入した人ですが、この人はかなり面白い読書経歴の持ち主です。
年齢は小理屈野郎より数歳若い、これまた女性の方です。
職場で職制は違いますが一緒に働いている方です。
私がKindleOasisで読書をしているところを見て、物理ボタンでページをめくっているのに目がいった とのことです。元々アマゾンのホームページで時折表示される専用端末のことは気になっていたけど、ここのところ老眼も入ってきたことでせっかく紙媒体の書籍を購入しても活字の大きさが小さすぎるのと、標準字体である明朝体は横棒がかなり細くデザインされているし、出版社によって明朝体でも見やすいものと見にくいものがあるので、途中で読むのがおっくうになってしまう、とのことでした。
そんな彼女にフォントやウェイトをカスタマイズした小理屈野郎のOasisで数冊の書籍の本文を見せたところ、出版社に依存しない読みやすい活字とウェイト、とのことで、急に購入しようという話しになりました。
彼女の読書傾向、というのはかなり面白くて、本人曰く「学生のときは完全、左(派)」。共産主義やそれに関わる革命は素晴らしいと思っていて、毛沢東の著作とかも読んでいたらしいです。そして共産主義の理想に共感し、燃えていたがその実現はそう簡単ではない、ということにも読書で気づいたとのことでした。そのうち徐々に社会主義についての著書を読んだり、はてさて右に自分の論点がうつっていき、「現在は完全、右(派)」とのこと。現在は右派系の書籍を読んだりしているとのことでした。
呑むのも好きな人で、行きつけの居酒屋でよく会うおっちゃんに、自分の読書遍歴を離したら「結局な、右に行くんだわ」といわれた、と苦笑していました。
しばらく考えてから購入するだろう、と思っていたのですが、思い立ったら行動が早いのが特徴の彼女。
その日のうちに小理屈野郎が現在使用しているOasisを買おうとしておりました。
Oasisは確かに良い端末ですが、かなりとがっています。 そのあたりについて一度のnote記事にしました。

上記リンクに書いていることをかいつまんでお話しし、元々搭載されているバッテリの容量はおそらくPaperWhiteより小さい、ということもお話ししました。また最近アップしたnote記事についても言及してみました。

つまり、上記の記事の中で言及している、eInkディスプレイのカラー版で8インチ程度のものが出ることについてもお話ししました。

じゃあ、どうすれば良いの?とのこと。
それなら、まずPaperWhiteが今年初めに新機種になっているから、それを買えばよいのでは、とお伝えしました。フリックでページを移動しなければならないことがかなり引っかかっていたようですが、とりあえずPaperWhiteで物理ボタンがあったら良いな、と思ったら買い直せば良いのでは?そう思う頃に新機種が出ていたら万々歳だよね、とお話ししました。すると、なるほど、とのこと。
そこから少し彼女自身で検索、検討しワイヤレス充電できる方が良い (携帯もワイヤレス充電しているとのこと)とのことで、PaperWhiteシグニチャーエディションの32GB、広告なし、KindleUnlimitedなしを購入することになりました。
結構買いっぷりのいい人で、ディスプレイに貼るフィルムは?(元々かなり性能のよいつや消し画面なので必要ない旨お伝えしました)、ケースは?(手帳型のものが使いやすいでしょうとお伝えしました)などの質問に答えました。更に小理屈野郎が関連して購入しているものを尋ねられましたので、延長保証について言及したのですが、それもすぐに追加購入されていました。
なかなか読書の遍歴もワイルドなだけあって、買い物もかなりワイルドでした。
アマゾンのページ上は翌々日にKindleが到着する、という話しだったようですが、翌日に到着したようです。本体のみでカバーはまだとのことでした。
受け取り後早速充電して、設定を行っていたようです。到着した日は彼女は夜勤の日だったようで(私は日勤帯の仕事でした)、私と勤務が入れ違いになるのでその時間を縫って私に連絡があり、フォントの設定を手伝ってほしいとのこと。フォントの設定を手伝う(というか彼女の横で彼女のPCなどを使ってやらされたという感じです)とともに、最新のファームウェアにアップデートしました。
フォントの効果は絶大で、これからどんどん本が読めそう、と大喜びでした。
個人的には彼女が私に会うまでにダウンロードしていたサンプルの書籍が非常に興味深かったです。

いきなり下記の著書をガシガシ読み出していました

それ以外にも私も積ん読になっている、

をunlimitedからダウンロードしていました。
今後読書が進むと、ちょっとしたことでその手の会話ができるのではないかと楽しみにしています。

購入しそうでしなかった人

次に購入しそうでしなかった人のお話しです。
その方は私より5歳ほど上の男性で仕事上の先輩です。
小理屈野郎がデジタル読書をしている、という話しを何の気なしにしていたので、興味はあったようでした。
一度見せてほしいとのことで、PaperWhite、そしてOasisともにお見せしました。もちろん小理屈野郎のカスタマイズをしたものです。
すごく読みやすい、ということはご理解いただいたようです。eInkディスプレイも思った以上に紙っぽいねといっていました。
しかし、やはり本は紙媒体じゃないとね 、ということでそれ以上の進展はなかったようです。

はまる人とはまらない人

電子書籍の良さをいろいろな人に伝えてきたつもりですが、どうやら電子書籍にうまくはまる人とはまらない人がいらっしゃる ようです。

はまる人

はまる人は、現在の紙媒体の書籍に不満を持っている (老眼などからくる活字やフォントの問題、保存場所の問題など)けど、ぜひとも読みたい本はある人。そして、ディスプレイの見え方が完全に紙と一致しないが、ほぼ同等であることに満足できる人。また、今までに一定の期間でも読書にドはまりした人が多いような気がします。
そして、はまる人は必ず専用端末のコストが高い、というのですが実際に導入して使い出すと、なぜこんなに便利なものを高いといって使わなかったのか 、といっている場合がほとんどです。
はまる人の感想と、小理屈野郎も同様の感想を持ちましたし、小理屈野郎の場合は読書ノートをつけるようになってデジタルの強みが更に出てくるのでますますはまった 、という感じですね。

はまらない人

はまらない人は、紙媒体の書籍に不満を持っていない、むしろ満足している 人が多いような気がします。本、という存在がすごく好き、とか印刷のインキの匂いがたまらない(確かに書店に行くとリラックスします)、活字など見にくくても没入は可能、ディスプレイの表示品質より紙の方が見え方がよい、という方も多いような気がします。
また、読書にドはまり、という感じではなく適度な距離感を持って継続的に読書を続けている人が多い ような気がしました。

まとめ

小理屈野郎は電子書籍原理派でも紙媒体書籍原理派でもありませんし、どちらも併存するのが一番よく、その都度その都度読者が使い分けても問題ないと考えています。
そんな中、電子書籍で読書習慣が戻ってきた小理屈野郎としては、よいなと感じたことを他の人にも共有したくていろいろお話しをしています。
その中で電子書籍に完全にはまった方が2人おられましたので、その方のはまったきっかけやその後の電子書籍との付き合い方について観察しました。
また、電子書籍の便利さは十分に理解できるが、やはり紙媒体の書籍に軍配が上がる、と考えている方についても観察しました。
どちらの見解についても納得すること至極でした。
今回は自分の読書のスタイルや他人の読書スタイルについて思索することができたと考えます。


電子書籍、だいぶと浸透してきたとはいえまだまだ少数派ですね。はまる人はそれなりの理由がある、そしてはまらない人もそれなりの理由がある、ということがよく分かりました。
紙媒体の書籍は最終的になくなる、ということはない と思いますし、電子書籍は、ハード的にもソフト的にも徐々に使いやすくなってくると思われますし、そうなると、基本は電子書籍、これは、という理由や情熱があれば紙媒体、という棲み分けが普通になるかもしれないと思っています。

今後もKindle(電子書籍)に興味のある人がいれば、おすすめしていきたいなと思いました。

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