電子書籍端末のtips

電子書籍端末。そのままの設定でもかなり使い勝手が良いのですが、少し手間をかけるともっと書籍が読みやすく、そして没入感が出てくると思います。それらのtipsをご紹介します。

※この記事に含まれるtipsは、Amazonの電子書籍端末(Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasis)などに特化しています。他社の電子書籍端末については私自身持ち合わせていないので、これらのtipsを参考にやってみてください。

・フォントの変更


Kindle端末の場合は書籍の本文のフォントはデフォルトで「明朝」、「筑紫明朝」、「ゴシック」が搭載されています。(洋書を読む場合はもっと色々とフォントが搭載されています。最初から表示されるのはBookeryと言うフォントだったと思います)。
明朝はいわゆる一般的なフォントで、文章は読みやすいと思います。筑紫明朝はフォントワークスが開発したフォントで、本格的な長文本文用明朝体とのことです。Kindleに搭載されている明朝と比べて、エッジが効いているという印象を個人的には持っています。視認性も良いと思います。
それ以外に自分で入手したフォントを使うこともできます。それがフォントの追加機能です。

フォントの追加の方法は以下の通りです。


1.自分の好みのフォントを入手し(ファイル形式はttf形式のモノです)、PCもしくはMacにフォントを適当なフォルダに入れておきます。
2.KindleをPCもしくはMacに接続します。
3.先ほど保存したフォントファイルをKindle内の「fonts」というフォルダの中にコピーもしくは移動します。
4.KindleをPCもしくはMacから取り外します。
5.Kindle再起動します。
6.KindleのAaメニューからフォントが追加されているのを確認します。今回導入したフォント名が確認出来れば成功です。

どんなフォントを追加するかはユーザーの方のアイデアやテイスト次第です。
ネット上にはいろいろなフォントセットが無料で公開されています。(だいぶと高価にはなりますが有料のモノもあります) 
モリサワは、個人での使用に限ってフォントを無料で使えるようなシステム提供しています。
一太郎の一部の製品にはフォントコレクションを追加して販売しているモノもあるようです。それらを使ってご自身のテイストで読書をされている方のブログなどもありますので、参考にされればと思います。

ちなみに私はUD(ユニバーサルデザイン)系の明朝体を導入しています。どんな人にも読みやすい活字、と言うことでUDフォントが開発されており、読み出してしばらくの間は「今までの筑紫明朝や明朝と変わらないな」と思っていても長時間もしくは長期間UD系フォントを使っているとかなり読みやすいことに気づきます。同じポイント数でもデザインで非UD系フォントと比べて大きく、視認性が大いに良いです。
マイクロソフトオフィスを使っている方は、どんな書体かを簡単にチェックできます。ワードを起動してフォントの項目を見ます。該当するのは「UD BIZ明朝」などです(最初に"UD"がついているフォントです)。それを実際に表示させてみて確認してみてください。
教科書体で表示すると頭にすっと入るとおっしゃっている方もいます。マイクロソフトオフィスには「UD教科書体」というのもあるようです。
いろいろなフォントを試してみてください。結構楽しいですよ。

・ウェイト数を変える

ウェイト、とは活字の太さのことです。
KindleのAaメニューのフォントの項目では「太字」となっているモノです。これをいじってみるとフォントが太くなったり細くなったりします。フォントを変更せずウェイトを変更するだけでも読みやすさは格段に変わる場合があります(特に乱視の方はこれは大きな福音だと思います)。
是非お試しあれ。

特定の特定のフォントやウェイト数をテーマとして保存することができます。これで書籍によって違ったテイストを一瞬で呼び出すこともできます。

まだまだいろいろなtipsがあると思いますがこれらだけでもがらりと印象が変わります。せっかくの機能ですから色々と試してご自身に特化した、環境を作ってみてはいかがでしょうか?

まとめ
電子書籍端末では、フォントを変更したりウェイト(太字の度合い)を変更したりすることができる。これを自分に最適なモノにすることによって、没入感をより深く得ることができたり目の疲労などが軽減される事がある。
これらを変更することにより、そのときそのときにふさわしい雰囲気の自分だけの環境を作ることができる。

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