その男、郡浩也 part2
バレーボールとの出会い
〜高校編〜
前回の続きから書きます。
小学校、中学校とずっと坊主だったので、
その反動で、ロン毛にして
高校の入学式に行きました。
野球を辞めることは決めていたけど、
何をするかは、決めていませんでした。
僕の中では
①バレーボール
②バスケットボール
③ハンドボール
どれかを始めようと思っていました。
理由は何となくで、身長を活かせそうだったからです。
(当時:身長191㌢ぐらい)
とりあえず全部体験入部に行きました。
『なんや、この面白いスポーツは!?!?」
それは運命の出会い
先輩たちが放つ強烈なスパイク
ラリーの早さ
何よりかっこいい!
全てが新鮮で
僕がバレーボールの魅力に
取り憑かれるのに
そう時間はかかりませんでした。
次の日には入部届を出しました。
そこからはトントン拍子で
まるで、小学生のころに野球をしていたみたいに
ただバレーボールっていう競技が楽しくて、
乾いたスポンジのように技術を吸収していきました。
入部して2ヶ月後には先輩たちを押し退けてレギュラーになり、
半年後にはエースになっていました。
顧問の先生はガチの初心者だったので
自分で上手い人のプレーを見て、勉強して、
トライ&エラーの毎日でした。
そこからの月日は早くて、
高校3年生のころには
都島工業を20年ぶりに近畿大会出場に導き、
色々な活躍が大阪バレーボール協会に響き渡り、
近畿ブロックの長身者合宿に選出され、
ドリームマッチに選出され、
最終的には"全日本高校選抜"に選出されました。
バレーボールを始めたことにより
僕の人生は大きく変わっていきました。
そうそうたるメンバーですね。
メンバー紹介します。
名前とか高校がうろ覚えなので、
間違ってたらすみません。
わからない事は潔く書きません。
○武智洸史(星城高校→中央大→JT)
○川口太一(星城高校→ウルフドッグス名古屋)
○吉里龍星(鎮西高校→愛知学院大)
○保泉はやと(桐生商業高校→国際武道大)
○龍一誠(東福岡高校→東海大)
○小森郁己(佐賀商業高校→専修大→FC東京→サフィルヴァ北海道♡)
○神谷雄飛(星城高校→東海大学→ウルフドッグス名古屋)
○三好 (新田高校)
○熊倉充(郡山北高校→順天堂大→JT)
○郡浩也(都島工業高校→日本大→JTEKT→サフィルヴァ北海道♡)
○中根聡太(星城高校→筑波大→JTEKT)
○大竹壱青(東亜学園高校→中央大学→panasonic)
この4年後、中根聡太とは同じチームになり、
お互いを高め合う存在になり、
さらに4年後、小森郁己と同じチームになり
お互いを支え合う存在になりますが、
そのときはまだ知る由もありません。
このときの僕の心境は
『行きたくねー』でした。
だって思いません?
周りのメンバーは超名門校のやつたち、
そして実力も伴っている
対する、自分はほぼ初心者、下手くそ、デカいだけ
劣等感しか感じなかったです。
みんな僕のこと見て、あいつ誰?状態でした。
なかなか馴染めなくてつらかったです。
でも、そんな中でも中根聡太だけは
バレーボーラーとして、僕と向き合ってくれたのを今でも覚えています。
「どういうトスが欲しいの?」
「どんな攻撃が得意?」
「パスは別に返さなくても上に上げればいいからね」
本人は覚えてないやろうけど、僕は覚えている大切な思い出です。
聡太元気してんのかな??
またあいつとバレーしたいな。
聡太の上げるトスって
『おれが決めないと!』ってなるんですよね。
聡太がジェイテクトを辞めてからは
少しだけ疎遠になってます。
今だから言えるけど、
小森のことは苦手でした🤣
この高校選抜での
経験が、劣等感が
僕を成長させ、
そして、僕のバレーボールへの情熱を更に高めてくれました。
この頃には漠然と
『将来はVリーガーになりたい』
って思ってました。
そんな僕ですが、
大阪の中では
デカくて目立ってたので、
関西1部リーグのほぼ全ての大学から
推薦を貰ってました。
でも僕は
『Vリーガーになるなら関東1部リーグ』
『あいつらと戦うなら関東1部リーグ』
『より高いレベルでバレーボールしたい』
そう心で決めていました。
顧問の先生は色々と動いてくれましたが、
残念ながら、関東1部リーグの大学から
推薦をもらうことは出来ませんでした。
ですが、ご縁があり
当時、関東2部リーグの6位ぐらいの日本大学から
推薦をもらうことができました。
関西の1部リーグか、関東の2部リーグか
僕の中で答えはすぐに固まりました。
『ほんなら、おれが日大を1部に上げればいいやんけ!』
日本大学への入学を決意しました。
あとは日本大学では、体育学科に入部できて、
体育の教育免許を取れるのも大きな決め手のひとつだったかな。
大学在学中に、中高の教員免許を取りました!
全部実話です。
次回、最終章
井の中の蛙、クソ大東京へ
〜大学編〜
書くのが楽しくなってきてしまいました。
次がラストなので、もう少しだけお付き合いください😉
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