瞑想1ヶ月続けて感じたことをまとめてみた
瞑想を連続30日続けて節目となりました。
過去の瞑想生活noteを見返しつつやり方や個人的に感じた効果や変化をまとめてみようと思います。
瞑想をはじめたきっかけ
瞑想は以前からたまにやっていました。ただ、本当に毎日連続、ということはなかったので、今回は試しに本気で続けてみようと思いました。
きっかけは、自分の欠点を克服したいと思ったことです。これは、感情面の激発をおさえることが苦手であったり、プレッシャーや他人からの期待に弱く気分が激しく上下してしまうことで、これの解決方法がよくわからず、とりあえず話題の瞑想を本気で試そうと思いました。
瞑想のやり方
瞑想のやり方は色々あるようです。ただ、今回はそこまで宗教的な修行がしたいとかスピリチュアルな解決策を求めているわけではなかったので、座禅を組んで呼吸に集中するという方法を選びました。
多分オーソドックそうと思った、というのが理由です。たまに視覚的に月輪をイメージすることを補助的に使いました。
手の位置は、前で組んだり膝に乗せたり集中しやすい方法を試行錯誤中です。
継続できた理由
単純にやることをシンプルにして制限を少なくしました。
基本、寝る前に10分瞑想する。それ以外はなく、一番重要なのは瞑想することなので、体調によっては瞑想の時間は短くしてもよいことにしました。
ともかく毎日瞑想することだけを目標にしました。
瞑想のやり方も決めており、自分にいいわけできる余地をなくしていたのも良かったかもしれません。
それとこれは個人的な問題で、万人共通ではないかもしれないのですが、Hunter✕Hunterという漫画に出てくる制約と誓約のつもりで取り組んだのが心理的にはなぜか後押しになりました。
制約と誓約というのは平たく言うと、自分の決めたことを守る限り特殊な力を得られるという設定で、「せいやく」の内容が厳格なほど強い力が得られるというものです。
芸能人のガクトも成功するために大好きな食べ物を一切断っていると聞いていて、科学的根拠はないのですが、なんとなくかっこよくて自分をその気にさせました。
瞑想で感じた効果(まとめ)
瞑想で実感した効果は大きく2つです。(もしかすると根本的には1つかもしれません。)
1,気づき
1ヶ月やってきてすべての瞑想の効果の発端になっていると思われる効果です。
冷静な感情、つまり平常心で自分自身と自分の周りに起こった出来事を鳥の目でみる時間が強制的に毎日作られます。そうすると、自分自身のことも周りのことも今までと全く違った見え方が生まれてきます。
これによって、自分の感情と行動、周りの起きた事実、他人の行動、他人の感情などといったものを冷静に区別できます。
これは、実感としてはとても大きいのですが多分言葉としては伝えることが難しい部類のものだと思います。
具体的にはこの気付きの効能によって以下のことが起こりました。
①寝付きがものすごく良くなった
②暴飲暴食の頻度が減り、夕食から1品減らせた
③過去の出来事でくよくよせず未来の不安を考えなくなった
④マイナスの感情を除去しやすくなった
⑤我慢強くなった
⑥他人への共感力が上がり人間関係が円滑になった
ここに関しては、瞑想の効果を時系列で下にまとめるのでそこで詳しく書きます。
2,平常心
気づきの前提かもしれませんが、毎日平常心を作る訓練をするようなものなので、感情のコントロール能力がかなり上がると思います。
イライラする頻度が極端に減ります。また、イライラした場合にも平常心にすぐに戻せるようになりました。
まとめ
とういうことで、瞑想は個人的にはかなりの効果を感じました。
若輩者の私が瞑想の真理や悟りの境地など届くはずもありませんが、もし、瞑想の正体の一部に気づきがあるとすれば、それにより起こる効果は人によって違うかもしれません。
気づきは、あくまで自分の人生を振り返るもので、万人に共通のなにかではなく、主観的なものだと思うからです。
そのため、その人の元々の素質や考え、その時に起きていることが異なる以上は気づきの効果は異なると思います。
ただ、それでも冷静になれること、振り返りの時間が与えられること自体は誰によってもきっとプラスの効果を与えてくれると思います。
瞑想は不思議とやらないと効果がなくなるので、本当にH✕Hの制約と誓約みたいですが、まだまだ続けていこうと思います。
瞑想の効果の実感(時系列順)
瞑想の効果は根本的には2つだと思いますが、せっかくなので時系列順に気づきを得たものをまとめておこうと思います。
大体過去の瞑想生活のnoteの振り返りや再整理ですが、若干気づきの時点とは前後しているかもしれません。私に起こった出来事に対する気付きからきているのだと思います。
最初の気づき(2〜3日目)
普段いかに意味のないことを頭の中で考え続けているか実感しました。
過去に起こったことは変えられないし、未来のことは今考えてもわからない。それなのにその操作不能の事柄をずっと考えています。
自分の不安を煽るだけなのですが、瞑想によりそれに気づきそれをする時間は減っていると思います。
睡眠導入時間の減少(3日目)
幼いことから寝付きが異様に悪く、大人になっても変わりませんでした。それが、ここ数日で改善しています。
これは、最近運動をしっかりやって疲れていることもありますが、運動していない日も寝れています。そして、この原因は明らかに考えてもしょうがないことを考えなくなったからだと思います。
暴飲暴食が減った
瞑想を初めてまだ3日なのでなんとも言えないが、夕食の量が減りました。明らかに空腹などと関係ない1品を買わなくなりました。
自分を客観的に見れる気がする(6日目)
瞑想というのは、本当の意味で自分のためだけに自分を使う数少ない時間だと思います。この時間を持つことで心を裸にして冷静で客観的な振り返りができていると思います。
いい意味で諦めがつく(8日目)
3日目くらいの気付きの延長線なのですが、自分でコントロールできることが自分の行動だけだと気づきました。
他のこと、特に他人の感情やそれに基づく行動はほとんどコントロール不可能です。
そのため、結果ではなく結果に影響しうる自分の行動だけを振り返り、あとは考えてもしょうがないと諦められるようになりました。
このことがかなりストレスを減らしてくれています。
平常心でいられる時間が伸びる(12日目)
1日の間でイライラしたり怒れたりする時間がとても短くなりました。特にイライラした時に冷静な感情に復帰するのが早くなりました。
他人の感情や行動に惑わされず、自分を大切にできる時間が伸びているのだと思っています。
素直になる(13日目)
素直に謝ったり感謝できることが増えました。変なプライドが少し減り、素直にわからない、できないと言えるようになったのかもしれません。それでも、そんな自分が許せるのが驚きです。
冷静な無視・戦略的忍耐を意識する(15日目)
以前より少し寛容になれたかもしれません。自分が怒っていることやその原因にすぐに気づき、冷静に他人を無視して自分を守れることが増えました。
また、忍耐力も増して、気づくまでの時間に感情のままに怒りを人にぶつけないことも増えた気がします。
(この日くらいに、すべての瞑想による事象や効果の出発点が気づきではないかと考えています。)
偏見を持っていることの意味を少し深く理解する(18日目)
偏見の本当の恐ろしさについて考え、それが自分が偏見を持っていると気づかないところが本当に怖いことだと気づきました。
自分は常識的に話ていると思っていても、それは他人にとって全く常識ではないことがあり、冷静に俯瞰的にみるとそれが常識であることの説明などできず、ただの偏見である、自分の行動がすべて偏見に基づいていることに気づきました。
自分と人が違う生き物だと気づく(19日目)
当然のことなのですが、自分と他人は別人です。ただ、日本人同士似たような思想や世界観を持っているので忘れがちなのですが、自分の持つ偏見や世界観と他人の持つそれとは違うものです。
それを他人に説明することの難しさの中で気づきました。
論理性とは点と点を結ぶ線と考えていますが、これは人の持つ価値観や世界観、情報によって全く変わるもので、それが違う人に自分の論理性を語っても意味がないものだと気づきました。
必要なのは説明ではなく、相手の世界観を知るための聞くことだったと思います。
瞑想とは心の状態なのではないかと思う(30日目)
瞑想は特定のやり方で座禅を組むことではなく、心のありようのことを指しているような気がしてきました。
もしそのとおりであって、心の状態を作ることが瞑想なのであれば、日常生活のすべての時間を瞑想の時間にすることも論理的には可能な気がします。
次の30日は、これを目標にしてもいいかもしれません。
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