【現像 #30】 画角の端に構造物を入れるとその場の雰囲気・引き締め感が出る
はじめに
主題のみを切り取ってもそれはそれで良いのですが、その画角から外れた部分ってどうなってるんだろうとか、どこまでこの状態で続くのだろうとか、たまに気になるときがあります。
今回はその辺りをお話したいと思います。
作品紹介
主題のみでもよい場合
主題に寄って撮ればこんな感じで、特に違和感はないような気がします。
おそらく状況を示す必要が無いからかもしれません。
画角の端に直線的な構造物を入れてみる
まずは主題のみとした場合。
これはこれで悪くない気はしますが。。。
こちらはいかがでしょうか。画角の右端にショーウィンドウの柱を持ってきました。写真を額装するのと同様に、ちょっと引き締まった感じがします。
また、主題以外の空間が増えたことから、こういう状況に収まってるのねと理解できたり、その場の雰囲気が出てきたと思います。
構造物の色の濃淡による差
額装の事を想像すると、色の濃い物を持ってきた方が引き締まり感はあると思いますが、薄い色でも「あ、この場所はここで終わってるのね」と想像できる場合もあると思います。(下の写真の左端)
ちなみに「お店の端はここまで」と完全に分かるように暗い構造物まで入れるとこんな感じ。被写体にもよるかもしれませんが、濃淡のどこで切るかは好みが分かれるところかもしれません。
いずれにしても、単一の背景で切れてるよりは、何かしら変化があった方がその空間の状況を表すことが出来る気がします。
構造物を左右に配置した場合
画角の左右に構造物を持ってきました。結構引き締まった感じが出ているのではないでしょうか。それらを切り落とした写真を想像すると、なんかのっぺりした感じになってしまう気がします。
その他の作例
画角の端に何かしら構造物を持ってきて、その場所の雰囲気や間口の広さなどが分かる感じで切り取ってみました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
画角の端に変化をつけると写真が引き締まったり、状況を想像させることが出来ると思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。