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仕事の対価

"仕事に関する古い約束事を通じて、金銭などの物質的な報酬を受け取るのが好ましいことだと繰り返し教え込まれる"(引用:WORK SHIFT p.352 l.7 著リンダ・グラットン)


お金を得ることが悪いわけではない。むしろ仕事には正当な報酬が与えられるべきだと思うし、与えるべきだとも思う。
しかし、同時に仕事はお金が全てではないとも思う。自分は仕事を通じて成長機会を得られているかややりがいなど金銭以外の価値観を重要視していると感じる。
そもそも自分がどのように仕事をしたいかを考えたとき、本や授業で学ぶように興味のある分野のもとで内発的動機を発揮して働きたい。
また、仕事=金銭を得ること。というスタンスで生活をしていったら金銭を得ること以外に対する視野が狭くなってしまうとも思う。さらに経済合理性を基準に動くことで自分の価値基準や評価基準も経済合理性によるものになってしまいそうで、それもとても嫌だ。あそびがないらので…。
さらに自分は好きなまちのまちづくりイベントにボランティアで関わっている時に感じるようなやりがいや楽しい感覚を仕事でも得たいと思っているのだと最近、いろんなまちづくりイベントに関わるたびに感じる。
ボランティアは金銭を生み出す仕事ではない。だが、やりがいや楽しさを得られる。ボランティアと"仕事"の違いは何なのだろう。金銭的な報酬があるとかその反面、お金をもらう以上、責任が伴うなどがある。その分ボランティアはある意味気楽な面もあるのかもしれないが、活動に社会的意味や責任を見出しているボランティアは仕事並の責任を感じながら活動している場合もある。自分もボランティアをしていてそのような経験がある。そして、そのようなボランティアは普段やっているバイト以上に社会との繋がりを感じられたりもする。
来年から仕事を通じてどんな経験ができるかまだ予測できないが、ボランティアの時に得られるような感覚を得られたら良いと思うし、仕事で得られない場合はボランティアを続けたり転職したりなどもいいのかもしれないと、すみだパークシネマのボランティアキャスト、1日目を終えて改めて感じた。

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