見出し画像

気持ちと気合いが大事です。あと口実。

向日葵も太陽に背を向けたくなるレベル。そんな酷暑の中、FEST VAINQUEURの高田馬場CLUB PHASEに参戦。わりと、屋外よりライブハウスのフロアのほうが涼しいって、どういうことですか今年の夏。終演後の物販列から聞こえてきた「空調って大事だね」という一言に、深々と頷きたくなったのは言うまでもない。そして、この駅まで歩くだけでぐったりするような酷暑の中、ライブをやっているアーティストさんたちも、試合をやっているアスリートの方々も本当にタフだなあと。そうなると、V系サッカー部の試合に出てからライブをツーデイズ、からのインスト2本立ての翌日にまたV系サッカー部の試合に出ているひろすんが一番タフという話になるのだが、はて。

バンド結成13年、ギター隊が加入して11年と言っていたけれど、がっくんアイルさまは専門学校時代からの相棒であり、はるさんひろすんは中学時代からの大親友である。人生の大半を「一緒にいるのが普通」で過ごしているので、わざわざ数字を区切る必要も、そのときのエピソードを改めてなぞる必要もないのだろう。愛情表現の形にも感謝の伝え方にも正解はなくて、それぞれの関係性に基づいた最適解というものがある。彼らの「記念日は大事やけど、そもそもなんで記念日になったんやっけ?(まあめでたいからケーキでも食おか)」なゆるい捉え方が、私は大好きだ。ゆるすぎて、HALさんが曲中に「おめでとうアイル! がっくんの分もあるで!」と、お二人にAmazonのギフトカードだかiTunesのカードだかを刺していって「金額ぐらい隠せっ! がっくんも置き場所がないからってくわえたまま演奏すんなっ!」とツッコめるぐらいが平和でいいんじゃないかなと。声出しも解禁になったことですしね。

そんなことを、HALさんのバースデー当日、スマホが壊れておめでとうメッセージをポストできなかったひろすん、間に合ったと言いながら数分オーバーしていたがっくん、しれっと日付間違えていたアイルさまと、三者三様がすぎる祝い方を見ながら噛みしめている。ひろすんは「一足遅れてしまった」と、愛を込めて大慌てでポストしたんだろうけれど、全員もれなく一日遅れてしまった結果、一周回って足並みがそろってしまったことに、ツッコむより先に納得してしまうようになったぐらいには、彼らのスタンダードに慣らされている今日この頃。大事なのは気持ちですよ、き・も・ち。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?