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渋谷でwyseと握手!

wyseの久しぶりのリリースイベントが開催され、なんとか時間を作って渋谷のHMVへ。充電期間とか、流行病とか、とにかく色々ありすぎたので、メンバーと話したのは何年振りだという。あるよね、リリースイベントでのメンバーのほのぼのした会話からしか得られない栄養分って。

今回の新曲は、手塚プロダクションとの二度目のコラボ。前回は「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」だったけれど、今回は「ブラック・ジャック」と「ユニコ」の二作品。ユニコ、子供の頃に地元の公会堂で劇場版を見た記憶があるのだけれど、人がどんどんブロックにされていく描写や、物語が一つ終わるたびにまた別の場所に捨てられてしまうユニコが気の毒すぎて。月森さんの「この子をひとりにしてはいけないと思ったら、TAKUMAからまったく同じメッセージ(曲)が上がってきて、これが25周年の関係性」という言葉に、あの日の私も今の私も救われたよ。なお月森さん、ツアー前になると気分が不安定になったり口数が少なくなることを、ずっと緊張からだと思っていたらしいけれど、どうやらそうではないということに今更気づいたのだとか。月森さんぐらい独特の感性を持っていると、逆に身近な感情に名前があることに気づかないってこともあるのかもしれない。

HIROさんは、フラゲ日のインスト名物「営業の山村さん(スーツ姿)」スタイルで登場。こんなに格好いい部長がいる会社、羨ましすぎる。美しさで魅了しながら「えー、弊社は設立25周年を迎えまして~」というプレゼンを始めるのだから、吹かずにいられるわけがない。いやその、確かに今年結成25周年だから、何も間違ったこと言ってないんだけど。仕切りながら暴走するHIROさんに、おっとりつっこむMORIさん、放置する月森さん、逆にいじり返されるTAKUMAさん。うん、いつもの光景だ。最後は営業の山村さん自らフロアに降りて集合写真を撮影したあと「それどうすんねん」「心のアルバムに」「心のアルバムちゃうやろ」「iCloudに」という、ただの漫才が繰り広げられていたのが、なんとも微笑ましかったです。

うん、HIROさんにしか引き出せない笑顔(と、この4人だからこその空気感)

TAKUMAさんだけではなく、月森さんも同じようなことを言っていたけれど、気持ちは平等だと。来てくれるということで思いは伝わっているよと。週末からのツアー、初日から参加できる人も、他の場所からの参加になる人も、色々な人がいると思うけれど、とにかく来てくださった方には今できる最高のwyseをお見せするので、あなたの知っているwyseも、もしかしたらあなたの知らないwyseも見せることができるかもしれないよと。いやー、熱い。そしてTAKUMAさんの熱い話を聞いた後、毎度毎度「うちのフロントに聞かせたい」が真っ先に出てくる己のサポーター脳よ。まあwyseのメンバーの半分はこちら側の人(TAKUMAさんはアビスパ福岡の、HIROさんは浦和レッズの熱狂的なサポーター)であることは確かなんだけど。

サイン会は、ジャケットではなくこの日用に用意してくださったポストカードに。しかも今回名前入れてもらうのもOKだと。なので、TAKUMAさんに「おう、けいこ!」と呼ばれて心臓が止まるかと。月森さんには「いざとなると何を話していいかわからない」と馬鹿正直に白状したところ「来てくれたっていうことで、気持ちは伝わってます」と、強く手をぎゅーっと握られてこれまた心臓が止まりそうになり。MORIさんとはブランクってなんぞというぐらい普通の「ツアー楽しみです!」という会話をし、HIROさんにはバッグにつけていたベルマーレのキーホルダーをまじまじ見られたので「実はあの浦和との4-4の試合現地だったんです」と言ったところ「ああ、あの白熱の!」と(ホントにそうと言いようのない試合だったのよ)そしてHIROさんは、私の手をがしっと握ってこうおっしゃいました。

「お互い残留しましょう!」

リアルだ・・・どこまでもリアルだ・・・お互い頑張りましょうとかじゃなくて、残留しましょうなのがどこまでもリアルだ・・・(崩れ落ちる)

流行病の影響もあって、色々うまくいかないことや、思い通りに予定が組めないなんてことも多かったし、その心労で気分が沈みがちになったり、とにかく色々なことがありすぎた4年間でした。やっと最近少し噛み合ってきたな、少しずつだけど前に進めてるなと思えるようになったタイミングで、彼らに会うことができて本当によかった。そんな初夏の渋谷のおはなし。ツアー楽しみ。


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