擁護も侵害も金の匂いがして来た

最近話題になっていた、ノンフィクションの婚活特集。

結婚相談所のシステムや、番組の作り方・切り取り方などからドンドン派生して、男が悪い女が悪い、やり方が悪い、システムが悪いなど、どんどん盛り上がっていき、しまいには、みんないつもの自分の欲求を満たすための正義の振りかざし(Justice自慰、通称ジェイ・Z)にまで発展し辟易とする。

あの番組を面白がってギャハハ、こいつら必死すぎ、バカだね〜と冷笑しているのも、個人的には同罪だと思うし、とにかく、どうしても結婚したい人々をジャンクフード感覚で消費するのがOKになった気がして虚しい。

僕は結婚していて今の生活は幸せなので、アレに触れると「高みの見物」感がでるから嫌だし(きっとそういう気持ちもあるだろうし)、現に自分もそれに関連するブログをまさに書いている。せめてもの抵抗で、女とか男とかタイトルに入れないでいるが。

尊敬・信頼しているメディアや学者、ライターさんが一生懸命に訴えてきた、女性や男性の生きづらさや現状、性によってこの社会でどのような扱いをされているのかみたいな話が、良くない注目のされ方をしている気がする。

もちろん過激で雑な消費の中にも、これは本当にそう。みたいな意見もあるし、誰も触れられないし、悲しいんだけど事実なんだよなみたいなこともあることにはあるんだけど、そこを掬い取ることは難しくてただの金儲けになってしまったり、余計に自分の性や他人の性に嫌気がさしていくばかり。

ただ、ストレスに耐えきれなくなったので書いただけで、なんの落とし所もない。いろんな問題や膿が出てくるたびに苦しくなっていくばかりだけど、全部出しきってスッキリするまでの過程だと思いたい。

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