ダンジョン攻略における基本戦略 -OverDungeon-
ド派手な盤面を作って圧殺するようなゲームなのに、実は意外と難易度が高いOverDungeon。
ラスボスのオメガにやられるどころか、1ボス、いや、ダンジョンによっては最初の戦いでさえ1ミスが命取りになる場合もある。
この記事ではなかなかオメガに勝てない場合における、どうやってダンジョンを攻略するかの心がけと基本戦略を紹介していきたい。
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心がけその1
カードを知ろう!
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
敵リーダーを倒すためには、まず自分がどのようなカードを使えるのかを知っておかねばならない。
OverDungeonは、ダンジョン攻略を開始する際、選択したキャラクターがそれぞれ持つ「基本カードパック」20種前後と、コンセプトの違う「拡張カードパック」を2つ選択する。(各20種前後)
つまり、1回のダンジョン攻略中に使える可能性があるカードは大体60種類(+初期手札と店売りのカード)である。
では60種類全部覚える必要があるのか?
もちろんそんなことはない。
カードはタイトル画面の「カードパックリスト」を選択すればすべてのカードパックを選択し、各カードの説明を確認することができる。
カードにカーソルを合わせ、右クリックすることでアップグレード後の効果も一緒に確認できる。
そして、このチェックはダンジョン攻略開始後、画面右上に表示されているカードパックの文字を選択することでいつでも可能だ。
とりあえず選んでからでも、「自分がどのようなカードを引く可能性があるのか」は常にチェックできるので安心だ。
心がけその2
ダメージはできるだけ回避しよう!
OverDungeonは自リーダーの回復手段も回復量も乏しいバランスとなっており、できるだけ受けるダメージを回避することが求められる。
このため、敵の行動に合わせてカードを切る必要が出てくるだろう。
これはカードが出そろわない序盤において特に重要になる。
全てに当てはまるわけではないが、できるだけ以下の指針に沿って動くといいだろう。
なお、これは初期カード以外が入っていない場合、または1~2枚程度追加した程度の最序盤を想定している。
・アルパカはできる限り使用し、自分の近くに召喚しておく
OverDungeonの顔ともいえるアルパカは「挑発」を持ち、敵リーダーからの直接攻撃(アタック)を代わりに受けてくれる重要な盾だ。更にアルパカ自身も遠距離攻撃能力を持っており、敵リーダーが犬などを召喚したとしても、1体である程度処理してくれる。
現在、自リーダーが直接ダメージを受ける理由は直接攻撃か動物攻撃がほとんどであるため、どちらも防げるアルパカはできるだけ使っておきたい。
初期デッキでは3枚入っており、大体ターンに1枚以上は引けるだろう。
2枚引いたら2体切り、次のターンに攻撃を行うつもりでもよい。
・オーバーストライクはトドメに使う
「オーバーストライク」は敵リーダーに100ダメージを与える、序盤の強力なアタックである。しかし、副作用として「オーバーロード2」がついて回る。オーバーロードは次のターンに引ける手札の枚数を、その枚数分減らす効果をもつ。初期手札4枚の場合はー2され、2枚しか引けなくなる。つまりこれはターンが即終了することを意味している。
ダメージ回避を心掛ける場合において、このターンスキップはダメージを受ける危険性を増すという意味で悪手となりかねない。
そのため、オーバーストライクを切るのは、
・アルパカなどの防御が1ターンを余裕でしのげる程度に十分である
・オーバーストライクでトドメを刺すので、オーバーロードの意味がない
のどちらかとなるシチュエーションに限定しよう。
それ以外の場合はより軽量な「ストライク」や「突撃ポニー」などでダメージを稼ごう。
・「挑発」持ちカードは召喚数が多い方から切る
アルパカをアップグレードすると1枚でアルパカを2体召喚できるようになる(「アルパカ+」)、といったように、カードによって出せるアニマルの数は異なる。
この場合、「アルパカ」と「アルパカ+」はどちらから先に出すべきか?
原則として「アルパカ+」から使うようにしよう。
敵の直接アタックは「最後に召喚された挑発」を最優先にしてターゲットを指定してくる。
また敵の攻撃には雷と炎の2属性があり、このうち炎属性の攻撃は着弾点の周囲にもダメージを与える範囲攻撃となっている。
このため、例えば敵が炎属性攻撃1回を指定してきたとき、「アルパカ+」を最後に出すと、最後に召喚したアルパカ2匹のうち片方に炎攻撃が飛来し、結果として両方のアルパカが被害を受けてしまうのだ。
範囲攻撃に巻き込まれるのを防ぐため、召喚数が少ないカードを最後に切るよう心がけよう。
もちろん、それぞれのカードの召喚位置はできるだけ離すこと。
・ターンを回すべきか、ギリギリまで待つべきかを考える
ターンで最後の1枚を切る際もタイミングについて考える必要がある。
とにかく素早く切った方が良い場合もあれば、できるだけカードを切らず、ターンの制限時間いっぱいまで粘った方が良い場合もあるのだ。
素早く切るべきタイミング
・アルパカが敵リーダー近くまで進んでいる
…アルパカを「挑発」の盾として召喚しても、生き残り続けるとやがて敵リーダーの近くまで歩いていってしまう。こうなると数秒の内に敵リーダーがアルパカに攻撃し、そのアルパカを処理してしまうだろう。
もしそのアルパカに「挑発」によるターゲットがついていた場合、アルパカが死んだ瞬間にそのターゲットは別の「挑発」または自リーダーに向いてしまう。
こうなる前に、できるだけ早くターンを回し、新たなアルパカを召喚しよう。
・敵アニマルが多数近づいてきている
…自リーダーもある程度のアニマルは単独で処理できるが、数が増えてくると処理が間に合わず、「突撃」を許してしまう。
これを防ぐためにやはりできるだけ早くターンを回し、アルパカやアタックカードをどんどん使おう。
「敵リーダーを1体でも倒すと、全ての敵アニマルが消滅する」ということはぜひとも覚えておきたい。
ギリギリまで粘るタイミング
・「迫撃砲」をすでに設置している
…吸血鬼リリスの持つ「迫撃砲」は設置後、一定時間ごとに敵リーダーに1ダメージを与える建物だ。この建物のダメージ量を増やすために、1ターンごとの時間をギリギリまで伸ばすことは有効な戦術だ。
特に体力が40程度しかない「トレント」などは迫撃砲で粘って倒すこともできるだろう。
ただし、上記の素早く切るべきタイミングのような状況ではそちらが優先される。迫撃砲のダメージよりアルパカを失う方が危険な場合が多いからだ。
心がけその3
エリートはできるだけ選ぶな!店や休憩に入れ!
ダンジョンにいる敵は、各ステージごとに数種類の「ノーマル」と1種類の「エリート」で構成されている。エリートは強力なモンスターと戦う代わりに、勝利時には通常報酬に加えて「レリック」を得ることができる。
ただ、この得られるレリックはコモン以上のレリックが対象となっており、確率でスーパーレア以上の強力なものが手に入るものの、自分にとって本当に有用なレリックが得られる可能性は低い。
にもかかわらず敵は強力で、初期デッキではダメージを防ぐどころか敗北してもおかしくないほどの強敵である。
つまり、背負うリスクに対するリターンが釣り合っていないのだ。
レリックが欲しいならお金さえあれば店でも買える。
エリートしか選べないルートに入ったり、すでにこの手札なら負ける気がしないぜ!という場合でもない限りはエリートの選択はやめるべきだ。
代わりに、お金さえあれば様々な選択肢がある「店」、カードのアップグレードができる「休憩所」は積極的に狙っていきたい。
(店はある程度のお金が必要だが)どちらも入って損することはまずない上にノーダメージで先に進めるので、進めるルートがあったらそちらを狙おう。
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ここまでで簡単な心がけ3つを紹介した。
・カードを知ろう。ピック出来る可能性のあるカードはいつでも確認できる
・ダメージは極力回避。防御を重視し、オーバーロードには注意する
・エリートは選ばず、店や休憩所を選ぼう
この心がけをした上で、次にこのゲームの肝であるデッキ構築における基本戦略を考えていこう。
このゲームの肝は当然使用するカードの組み合わせ、デッキの構築にある。
闇雲に出たカードを適当に選んでいるだけでは、次第にデッキのパワーが不足し、オメガに太刀打ちできなくなっていくだろう。
ダンジョン攻略の成功=デッキ構築の成功であり、デッキをいかにして組んでいくかが勝敗を左右する。
では、どんなカードをピックしていけばいいのか。
それこそがOverDungeonにおける基本戦略となる。
以下にある戦略はどれか1つ、または複数を選んで採用するといい。
(全てを採用できるようなシチュエーションはほとんどないからだ)
基本戦略その1
最初にピックしたカードでデッキ方針を決める!
ダンジョン攻略開始時、1戦目は必ずノーマルの敵との戦闘になる。
これに勝利すればカード3種類のうち1枚をピック出来るわけだが、この「最初の1枚」がとても重要である。
その1枚がデッキの主軸となれるような強力なカードであったり、またはデッキコンボとして使えるカードであれば、そのあとは最初の1枚を生かすようなカードのみをピックするようにすればよい。
シナジーを持たない上に効果が乏しいカードは、カードを持たないことよりも害が大きい。カードをむやみに引かず、積極的に諦めることも重要だ。
この戦略を行う場合は「心がけその1」にある通り、今後ピック出来るカードと比較しながらカードのコンボを想定する必要がある。
最初のピック候補と見比べながら、どんなことができるか想像してみよう。それがこのゲームの楽しさの一つでもある。
例として、上記のような選択肢が示された場合、最初の1枚として選択するなら以下のような構想が成り立つ。
・「ストーム」…カードの使用枚数に応じてダメージが増える性質があるため、とにかく1ターン中にたくさんのカードを使用できるようなデッキに仕上げていきたい。「ひよこの卵」「いかさまダイス+」などのシナジーが大きい。
・「野生のアルパカがあらわれた!」…「カードタイトルにアルパカと書かれたカード」をサーチし、アップグレードした上で召喚するカード。無限アップグレードできる「群れアルパカ」の他、2枚目以降の「野生のアルパカがあらわれた!」自身にも反応するので、このカードをできるだけ多く集めていくのも良さそうだ。
※「ストライクバリア」はシナジーの強いカードがあまり無いため、どちらかと言えば「腐らない」カードに該当する。これについては後述する。
どのようなカードコンボが強力と言えるのかについては、今後のコンボ研究における記事を待ってほしい。
基本戦略その2
強力なレリックでデッキを決める!
ダンジョンの5戦目では必ず宝箱が置かれており、そこからは「スーパーレア」以上のレリックが入手できる。
これらのレリックは当然非常に強力で、これを元にデッキ方針を決めても遅くはない。
例えば「ミスリルのカブ」であれば、アニマルカードをたくさん使用する=「バーサーカーソウル」や「ひよこの卵」のようなカードでアニマルの使用枚数をとことん増やす、といったことを目標にできる。
「剛力茸」などのアップグレードに有利なレリックを入手した場合は、その種類のカードを集めるようにすれば無駄なく強力なデッキになるだろう。
ただ、これができるのはやはり5戦目だけだ。
15戦目、25戦目では流石に方針を決めるには遅すぎる。
また、スーパーレアのレリックでも効果として主力に据えるには厳しいものもある。いいものが引けるかどうかは運次第だ。
基本戦略その3
とりあえず腐らないカードを引いておく!
上記の2つを心掛けたとしても、コンボパーツになりそうもないカードしか提示されないなど、選択肢があまり魅力的でない場合もあるだろう。
その際はとりあえず「腐らない」カードであればピックしてもよい。
ここで言う「腐らない」カードとは、どんなシチュエーションで手札として持ってきたとしても、使用する可能性が高いカードのことを指す。
大体以下のような効果を持つカードになる。
・「挑発」を持っている
…心がけその2にある通り、ダメージ回避に必要な「挑発」持ちはとりあえず居て困ることは少ない。「アルパカ」「白熊」「ライオン」など。
ただ、オーバーロードがある場合は慎重に検討しよう。
・「バリア」を張れる
…上記と同じ理由で「ストライクバリア」や「マジックバリア」といったバリアを張れるカードも、おおよそ手札に来て困ることが少ない。
・追加ドローを支援する
…「にんじん」「いかさまダイス」といった直接追加ドローするカードや、「気前のいいウサギ」など、次のターンにドローを増やすカードも強力だ。
ドロー枚数が増えることは、1ターン中にできることが増え、つまりはデッキパワーの増強に直接つながるため、困ることはほぼない。
ただ「オーバーロード」がついているようなカードの場合は、使用する度にデッキの回転率を下げてしまうためあまりオススメできない。
追加ドロー支援カードの中にもオーバーロード付きだったり制限があるカードがある。使ってみて自分に合うか確かめておこう。
ただ、これらも適当に5枚も引いてしまうと、その後のデッキ構築においてコンボ確立が遅くなるなど、支障を来す可能性がある。
5戦目までのレリックとカードで作れそうなコンボが見通せないようなら、潔く「あきらめる」をしてから再度やり直してもいいだろう。
基本戦略その4
デッキコンセプト決め打ちで勝負!
この戦略をとる場合は事前にどのカードを主軸に据え、シナジーを持つカードがどれかを研究しておく必要がある。
主力カードやシナジーカード以外は一切引かず、店では初期デッキカードをとにかく切り捨て、コンセプトの実現以外に目もくれないという、男気溢れる戦略だ。
もちろんピック出来る可能性は確率であり、思い通りに来ることは少ないだろう。それは「あきらめる」の試行回数でなんとかする。
来るまで粘れば100%の成功率なのだ!
ただ、コンセプト1つで勝負するとあまりにピック出来なくて精神衛生的にも良くないので、3つほど候補を作ってから、どれか1つの候補カードが来たらそれに向かって進めるようにするとよいだろう。
特にスーパーレア、ウルトラレアはボス討伐報酬以外ではかなりの低確率なので、主軸に据える場合は長期のリセマラを覚悟しよう。
なお、これらの戦略は難易度ノーマルやそれ以上の高難易度では重要になってくるが、逆に難易度エンジョイやイージーといった場合はそれほど気にする必要はない。
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これら以外にも自分なりの基本戦略の立て方はたくさんあり、上記はあくまで一例である。
どんなカードやコンボが強いのか、それを研究し、ぜひ実践してみよう。
上記の心がけと基本戦略が、よりOverDungeonを楽しめるような助けとなれば幸いである。
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