続・ウエディングマーチは突然にやってくる。

02、デブは課金と奔走で夢を買う。
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→前回のはなし
結婚式をやろうと思った経緯〜サロンで試着までの道のり

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そしていよいよウエディングドレスの試着の日がやってくる。
予約は夕方からで、そんなに予約取れないのか〜と思いながらサロンへ（私が）いそいそと出かける。（旦那はメンドくさいオーラ丸出しだったが）

が、行ってみると、時間が違うとのこと。
念のためメールの出せるようにしておいたので、見せたが、そのまましばらく放置される。
旦那、お怒りモードのゲージがどんどん上がる。
（こっちに非が無いので当然なんだけど）

取り敢えずドレスみててくださいなどの対応を受けるも、待たされるのが嫌いな旦那、とうとう沸騰。（私はドレスを、ウハウハみてたので、待たされるのはどうかと思うけど、実は割と楽しかった）
旦那が吠えたことにより、偉い人が試着室を確保してくれ、優先的に試着させてもらう。

ブッキングしたカップルさんすまぬ、と思いながらも、なんかとっておきの蔵出しドレスとか用意してもらう。我々にはお水も出してもらえなかったが（笑）

見た瞬間、とっておきの蔵出し一択。
…だったんだけど、ウエディングドレスのみの試着の場合、一回に3着まで選べるとのこと。もっと試着したい場合には別の日に予約をとってまた3着試着になるらしい。

そりゃサロンの予約取れないわ。
（試着室は3つしかない）

待ってる間にも結構な数のカップルが来店してたので、世の中こんなに結婚式するんだな〜とぼんやりと思いながら眺めてたんだけど、一眼レフ持ってる彼氏とかもいて、他所様の家庭事情が垣間見れて、それはそれで結構楽しかった。
若くてキラキラしたカップルの中で、きっと我々はとっても異質なんだろうな、ともちょっと思ったんだけど。

まあ、そんなこと関係ないけども。

ドレスの方はベーシックから一着、グレードアップから一着ととっておきのをセレクト。
まずはとっておきの蔵出しから試着。

おおおおおおおぉ、ドレスだぁぁ〜〜〜。
孫にも衣装、とは良く言ったもので、着たらそれなりに花嫁になった。

すごいすごい。

アテンドの方が髪の毛とかもちょいちょいって纏めてくれて、ティアラとかアクセとかもつけてくれて、どんどん花嫁さん風になる。

いやマジで、それなりになるもんだなーと感心した。
でも背肉は結構はみ出てた（反省）

あと二着も着てみたけど、ベーシックよりもやっぱりグレードアップのほうが綺麗だった。

テレカンの打ち合わせの時に、担当の方が、絶対ドレスはグレードアップになるって言ってたのを実感する。
人生で一回きりだから、と思ったら、確かにこれは色々ゆるゆるになるなー、やばいなーと思いつつも、そうなるよなーと思って、気をつけようと心に留め置く。

そして次は旦那の試着。

…旦那はこの時点まで、自分が以前よりかなり太ってるということを自覚してなかったらしい。
旦那はデブが故に、レンタル衣装がグレードアップになる。
（やーいやーい、自覚するがいいと、思ったのは内緒の話）

旦那的には衣装はなんでもいいよーというので、私が自分のドレスに合わせてチョイス。

結婚式までの道のりの中で、最大の盛り上がりハイライト（自分の中調べ）の試着を終え、次のタスクは、オプションのアイテムをいかに安く購入できるか、というミッションである。

衣装のオプションでの購入予定のアイテムは以下の通り。
・ティアラ
・グローブ
・ネックレスとイヤリング
・ブライダルインナー
・メンズのシャツセット
・ズボン下
・アンダーシャツ
・白ハンカチ

アクセサリー類は、早速、目星をつけてた銀座で購入。
ラクーナ - 銀座ナイン
銀座 宝屋
アクセサリーレンタル￥24,000くらい→購入￥5,000くらいに。
グローブレンタル￥8,000→購入￥1,000くらいに。（後日ウエルカムテディで余ったレースを腕の所に縫い付けた。自己満で結構かわいくできた）

これで気を良くした我々は、もしかしてブライダルインナーも探せば安く買えるのでは？と世の中のお店をネットで検索。
と、ワコールのアウトレットでブライダルインナーを売っているらしい情報をゲット。

一路、アウトレットへ。
が、しかし。

私はデブだったのだ。（知ってた）

デブには標準サイズは入らない。
デブにはサイズを選ぶ権利はないのだ。
（ガードルは入ったんだけどね）

しょっぼーーーーーん…。

さっき旦那を心の中で笑ったしっぺ返しを早速喰らう。

諦めずにネットでブライダルインナーを検索する。
（妊婦さんがなんとかなるなら、デブもきっとなんとかなるはずだと自分を信じる）

ええ〜、ガードルだけでも結構実は高いやん！という衝撃の事実を目の当たりにする。でもでも確かに、選べばちょっとはディスカウント…できる…かも…？と思い、サロンで試着できるお店を見つける。
そのブライダルインナーの何に惹かれたかというと「シルエットが綺麗にみえる」という使用者の感想である。
やっぱりちょっとでも綺麗に見えたい、乙女の心理。

やってみよーのどんどんイケイケ精神で早速サロンを予約。
無事に希望の日に予約が取れ、これでイマイチだったら、そもそものやつでいいかーと思っていた。

ブライダルインナー専門店のブルームリュクス

花嫁さんだけで来店くださいね、ということで、旦那を近くのホテルのロビーラウンジに置いて私だけサロンへ。

あ、ほんとだ。シルエットが綺麗になるかも、と思ったのだが、私のゆるゆるボディのせいで、上下セットで購入すると…結果、元より高くなるという…デブが故の現象に直面。

うううぅ…デブが憎い。

ガードルを安くすれば、ちょっと安く…なるの…では…、と思い、再度旦那に頼んでアウトレットへと行ってもらうことに。
ついでに旦那の色々なものも買うことにして、返事を保留し、別の日にアウトレットへ向かう。

しかし！！！！
だがしかし！！！
試着してみると、ヤワなガードルではお肉が締まらないんだぜ！！！

良いなと思った元値1万円のガードルが、6,000円くらいになってたんだけど…だったら試着したサロンのガードルも同じくらいの値段…。

うううううぅぅむ。

セットで買ったほうが、やはり綺麗に締まるのでは？と思い、すぐさまサロンに電話して購入。

結果、ブライダルインナーはちょっとだけ元よりアップ。
￥30,000が￥33,500へ。

次は旦那の小物の買い周りへ。
メンズのシャツセットの、小物やらアンダーシャツ、靴下などは買い置きや持ってるものがあったので、それを使用するので、必要なものだけ購入。

立襟シャツ、サスペンダー、辺りは難なく購入。
次はズボン下だ〜と思って何件か下着系やスポーツ系を回るが、無い。

ここで初めて、10分丈の「白」のズボン下は、アウトレットでは容易く手に入らないことを知る。

施設がイオン系列だったので、アウトレットではなくそっちに行ったらあるんじゃない？と行ってみるも、季節が春〜初夏へと移ろう中、売り場にあったのはほとんどが7分丈だった。
だよね〜、10分丈は暑いもんね〜、と思ったが、店員さんに尋ねると、あるにはありますとのこと。
そう、それは、良くコントでおじいちゃんが履いてるような白い股引き、またはパッチ。

これは…さすがに…と思いつつ、もう少し探してみる。
ユニクロとかにはあるかなと思ったら無い。
アウトドアならあるかな、と思って寄ってみたけど、意外に無い。

何件か見た結果、スポーツ系の総合売り場へ。
サイズがないものの、今度は白いのがあった。
もしかして探せばあるのかも、と、微かな期待を抱きつつ、野球とかヨガとかの普通の運動用の黒いのはあった。
黒ならあるのにな〜と思い、ここでも店員さんに聞いてみる。

しばし待つ。

あった。

サッカーの下履きには白があるらしい。

旦那に聞いたら、実は股引は暑そうだから嫌だったとのこと。
旦那の分は、シャツセット￥22,000→￥10,000くらいになった。

これで小物類の節約は完了した。
そして再びテレカンでの打ち合わせへ。

続く。