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買い置きのシャグ

タバコについての記述です。
嫌煙家の方はここでお帰りください。

年末年始に向けて皆さんの家でも買い出しと買い置きをしている頃と思います。
我が家も大掃除に使うメラミンスポンジや、クエン酸や重曹などのケミカル用品を多めに買ってきたところです。

今年の増税によるタバコ製品の値上げを機に、再びシャグタバコに戻った私。
年末年始はこうしたシャグタバコを取り扱う個人商店もお休みになるので、シャグとペーパー、フィルターを買いだめしてきました。
シャグとは手巻き用の刻みタバコの事です。

一本一本、その都度巻いて喫うのも良し。
一度に何本か巻いてシガレットケースに入れておくのも良し。

シガレットケースの場合はヒュミドールと言う加湿用品を入れて葉を適度に加湿しておきます。
葉巻やパイプタバコの葉も加湿保管します。
手巻きタバコの葉は乾燥し過ぎてしまうと辛くなってしまうのです。
シャグケースに葉を保管する際にもヒュミドールは重要です。

売られている多くのシャグはあらかじめ加湿されてパッケージされています。
適度に加湿しておく事で、葉の旨みが長持ちします。

最近増えてきているオーガニックのシャグについては、カビ防止のため逆に乾燥気味に保管します。

たかがタバコ。
されどタバコ。
喫わない方にはお分かりいただけないでしょうけど、愛煙家は旨いタバコを喫うための手間を惜しみません。
珈琲やお茶にこだわる方もこの気持ちは恐らく同じかと思います。

タバコも珈琲もお茶も、生きる為に必ずしも必要とはならない嗜好品ですが、旨い一服の為に頑張れてしまう不思議な衝動なのです。
少なくとも軽いストレスの一つくらいは吹っ飛ばす効果が嗜好品にはあると思います。

ひとつだけ愚痴を言わせてください。
同じ嗜好品なのに、珈琲やお茶は増税されないのですか?
教えてエライ人。

話を戻します。
今回買いだめして来たシャグは、デンマークのコルツのシャグ。
若い頃にカッコ付けで喫っていた頃からの馴染みのシャグです。

アップルシナモン、グリーンティー、スムーズテイストの3種類。

アップルシナモンはパイの様な甘々な仕上げ。

グリーンティーは少しライムの香りのするフルーティな仕上げ。

スムーズテイストはコルツでは珍しくノンフレーバーのレギュラーブレンド。
バージニア、バーレー、オリエントの3種類の葉を使ったアメリカンブレンド。
例えて言うならマイルドセブン、今のメビウスにあたるクセのない仕上げ。
さすがはコルツ。メビウスの3倍は旨いです。
私は香り付けされたシャグが好きですが、たまには箸休め的な無香料の物も欲しくなりますね。

コルツは一袋40グラム入りで全種¥1,140。
3袋で¥3,420。
総重量で120グラムなので、紙巻きタバコ15箱分は巻ける量です。
1日1箱なら半月分の量ですね。
ペーパーもフィルターも安いので、普通の紙巻きタバコの半額で同じ量が喫えます。

巻き方もフィルターの直径によって、レギュラーサイズ、スリム、エクストラスリムが選べます。
同じシャグなのに太さが変わると味わいも変化するのがまた面白いところです。

例えば同じ珈琲でも3つ穴と1つ穴のドリッパーで味が変わりますし、ドリップペーパーも漂白、無漂白でアロマが変化する点では、やはり似たような現象ですね。

一つの葉っぱや豆から、幾つもの味わいを引き出す事が出来る。
嗜好品の奥深さ。
まさに底なし沼です。

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