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資格いおっさん26 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習

note稼働以前に受けた試験について、記録します。

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習
試験日 令和 2 年12月5日~6日  受講地 コマツ教習所神奈川センター
①講習時間
 2日間(学科1日、実技1日)

②勉強量
 テキストの読み合わせと効果テスト
 最後に修了考査
 1日間のコース練習

③下知識
 機械工学卒、基礎物理学は全く問題ない、大型特殊自動車運転免許取得済み、フォークリフトなど一部重機の操作経験あり

④講習の印象
 メカ的な話かと思いきや、座学講義は土木系が案外多い。路盤や地形の話など。
 とはいえやはり効果テスト対策として、大事なポイントを座学中にアンダーラインせよと言われるため、テキスト準拠ではある。
 やはり全体にそれ程難しくない印象。
 玉掛技能講習などでも同じことを習っており、労働安全衛生法に係る法規の内容も殆ど他の技能講習と内容が被るため、他の資格や経験があれば尚更簡単に感じると思う。

 実技については、今回は大型特殊自動車運転免許取得で、大幅に時間短縮したため、バックホウを体験程度行い、課題となるホイールローダーの運転がメインであった。

 大特免許は一発試験を受けていたので、ホイールローダーの運転はそれ以来になるが、経験済みであるため、走行自体はそれほど苦にはならなかった。
 一方で、走行は問題ないとみなされているため、あまり丁寧には教えてもらえないのも難点だった。

⑤手応え(終了考査)
 真面目に受講していれば座学は満点も可能。
 技能も概ね落ちることはないのだが、ホイールローダーのバケットに砂利を積み込む動作は、教官の操作方法をしっかり見ておく必要がある。
 流石に教官はたっぷり山盛りで砂利をすくい上げるのだが、素人の受講者は、そこはなかなかうまく行かない。
 しかしながらある程度はすくわないといけないのと、操作をスムーズに、時に大胆に行うコツをしっかりマスターしなければならない。
 2日コースの人は集中を要するだろう。ちょっと大変だが、フォークリフトの時のように4日でも良かったかもしれない。

⑥ 資格の意義など
 フォークリフトと並んで、優先的に取得する意味がある技能講習と思う。
 フォークリフトは単純に幅広い産業で使うことや、運転者を選ばないという点で、利用率が高い。
 今回の車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)は、1つの資格でできる事が多いという意味で汎用性が高い。
 代表的なものとして以下の重機を操れるようになる。

 バックホウ、ホイルローダー、ブルドーザー

 土木は主要な作業員は全部運転している筈だ。
 他にもスキッドステアローダーなど、珍しい種類の重機でも、運搬積み込みなら大概操れちゃう。
 運搬でできないのはショベルローダーぐらいかな(ホイルローダーとほとんど変わらないのになぜか別枠)。

 車両はジーゼルが多く、全体に馬力が高い。
 そもそも必要だから取る人がほとんどだと思うが、そうでない趣味の人でも、この技能講習を通じて、ジーゼル重機のパワーを感じることができるので、いい経験になると思う。


⑦ その他

 車両系建設機械にはいくつか種類がある。本資格のほかには、基礎工事用、解体用の2種類が存在する。

 おっさんは基礎工事用だけはどうしても興味が湧かなかったので未取得だが、解体用は取得しても良いかもしれない。
 パイルバンカーが先端に着いたもの、把持または粉砕するためのハンドが付いたものを操れるので、追加で取得しておけば、ほぼ何でもできると思う。

 一方の基礎工事は責任も大きく、本当に杭打ちしかできないので、必要に応じてだろう。

 いろいろあるが、日程を含めて、詳しくは以下を参照すると良いだろう。

 https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/KkjReservation/Subjects/SubjectList.aspx

 昔「はたらくくるま」という歌があったが、講習ではその歌を思い出さないわけにはいかなかった。
 重機の、自動車のエンジン動力で車載設備を動かすという発想は、良い得て妙だがなんともいえず漫画チックと思う。
 ロボットものなどのいろいろな映像作品で、搭載兵器を使うと、エネルギー的制約、機構的制約で機体の行動が鈍ったり停止する描写がある。
 重量バランスなども含めて、重機を操るとその感覚を身をもって知ることができる。
 こうした意味でも、本講習を受ける意義はあった(かなり話が脱線しているけれども)。

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