三泊四日リトリートの旅 Day1

”そろそろ、休憩したほうがいい”

直感でそう感じた。

ずっと避けてきたひとり旅をした方がいい。
今の私にはその時間が必要だ。


さらに一ヶ月以上続く、謎の舌痛症(涙)

寝ても覚めても、舌のしびれと痛みに悩まされていた。
三件ほど病院も行ったけど、
「悪い病気ではない」と言われ、原因はわからず。
なんとかならないかな〜と思っていた事もこの旅を後押しした。

いろんな気持ちに突き動かされ、
多くの人にアドバイスをもらいながら、
自分を取り戻す三泊四日リトリートの旅が始まった。


長野県にある「穂高養生園」


”自分の健康は自分で守る”をコンセプトとして
「体に優しい食事・ヨガや散歩など適度な運動・心身の深いリラックス」の3つのアプローチで
誰にでも本来備わっている自然治癒力を高めることを目的とした宿泊施設に泊まることにした。

(親友の金子さんがわざわざ「こうゆう所はどう?」と調べてオススメしてくれた。感謝。)


入った瞬間から、
スタッフさんの気持ちのいい挨拶と笑顔に、
ひとり旅も悪くないかもと、緊張していた心が解されていく。

食事は宿泊者と同じテーブルで頂く。
見知らぬ人と食卓を囲うのは少し抵抗があったけど、それは最初だけ。

みんなひとりで来ているからかもしれないけど、
おいしい食事に自然と会話が生まれる。

食事の配膳、食器洗いやリネンの片付けはセルフサービス。

食事は一日二食。
朝食が10時30分、夕食が17時30分から、マクロビオティックをベースとした玄米菜食の食事が提供される。

(食事は本当に美味しすぎて、野菜だけでも暮らしていけると心から思った。また別ノートで書きます^^)


会話を強要されることもなく、
そこに流れる空気を一緒に味わう感覚が初めてだった。
自然といつも以上に味わって、ゆっくり景色を見ながら食事をしていた。
気づいたら私が一番食べるのが遅かった。
いつもはどちらかと言えば早食いだが、ここでは何にも追われることなく、
目の前の食事に集中できた。

食事が終わって部屋に入る。
シンプルだけど、なんだか落ち着く。
個室と相部屋が選べるが、今回は相部屋を選んでみた。
今回は、三泊中、最後の日だけ相部屋になるらしい。(最終日に同部屋の方がチェックインされるみたい)

可愛らしい窓辺の席で、
ノートに思いを綴ったりしたが、まだそわそわして落ち着かない。

今日は早く寝てゆっくりしよう。
そろそろお風呂に。

ひのきのいい香りがする温泉は、9時30分〜21時30分まで入り放題だ。
ゆっくり足を伸ばしながら、深呼吸をしてからだにたっぷりひのきの香りを入れる。

からだも温まり、
ゆっくり寝る準備を始める。

一人一つ、湯たんぽが用意されている。

蛇口を捻って自分で入れるスタイルだ。
実家にいた頃は、寒い日はお母さんがよく湯たんぽを入れておいてくれた事を思い出しながら、ほっこりしながらお湯を入れる。

シンプルだけど、温まる寝具に包まれて、
少しだけ、本を読んで21時半には就寝。

気づいたら9時間以上寝ていたが、
今までにない安堵感に包まれて眠りにつけた気がした。


DAY2に続く

#リトリート #穂高養生園#はじめてのひとり旅


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