「身銭を切ること」と「インセンティブ設計」から2023年を振り返る

こんにちは。フリーランスPMの小西です。

アドカレなどで今月はたくさん記事を書いてきましたがこれが正真正銘の年内最後の記事になります。

いわゆる振り返り記事なのですが、一言で言うと今年は社会人になってから、いや自分の記憶にある範囲で1番良かったと自信を持って言える1年でした。

結婚、独立、法人化、執筆や開発などの各種アウトプット、meetup立ち上げなど当初自分が想像していたよりも活動の幅も量も出せた1年でした。

なぜそれができたのか、今後も続けられるのかについて自分なりに納得のできる解を出せているのでそれについて書こうと思います。

キーワードはタイトルにもある通り「身銭を切ること」「インセンティブ設計」です。

身銭を切ること

身銭を切るとはどういうことでしょうか。
辞書的に言うと「自分のお金で払うこと」なんかを指しますが、自分はもう少し広い意味で捉えています。


詳細はこの書籍が詳しいのですが、身銭を切るという言葉を自分は「リスクを追って結果が良くても悪くてもその報いを受けること」として使っています。
有言実行、先行投資なんかはそれを具体化した振る舞いになるでしょう。

具体的な例を出して説明すると、何かやってみたいことや達成したいことがある時に、それを宣言することは「実行や実現をしなかった時にかっこわるい」というある種のリスクを背負うことになります。
逆に言えば、宣言しなければしれっと辞めても誰にも何も思われないということです。

このような場合に、しんどいけども物事が前に進むのは身銭を切っている方なんですよね。
今年はこれを愚直にこなしたことが行動力の源泉だったし、このスタンスでいる限り今後も色んなことに挑戦していける気がします。


他にも

  • 物事を始めるときに共催者を作って巻き込んでしまう

  • PJを進める時にお金を払って誰かを巻き込む

  • 実名顔出しでSNSをする

なんかも身銭を切る行動に該当すると思います。
とにかく、失敗や不実行の時に失うものがある状態、やらないといけない理由が強くなる状態をいかに作るかがポイントになります。


余談ですが、岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」も同じようなメッセージを発していて非常に刺激を受けました。

「痛みは学びを助く」
「語る者は実践するべきであり、実践する者だけが語るべきである」
「常に危険な道を選べ」

というのを胸に刻んで今後も頑張っていきます。


インセンティブ設計

自分の行動力、モチベーションの源泉のもう1つは「インセンティブ設計」です。

これはどういうことかというと、自分にとって得・損をする事柄やその影響度を調整するということです。

例えば、今年は勉強会参加、LT・登壇、meetup立ち上げ、記事投稿などアウトプットの活動をかなり頑張ったのですが、これは独立してこの事柄の重要度がかなり上がったから頑張れたというのがあります。

というのも、会社員時代からアウトプット自体はやりたいと思っていたのですが、自発的なモチベーション以外にやる理由がないという状態でなかなか進捗がありませんでした。

ところが、独立をすると自分で仕事を取ってくる必要が出るので認知されることや友達を作ることの重要性が一気に高まります。
大袈裟に言えば生活がかかってるというのに近いです。

こうなると、つべこべ言わずに色々とやってみるべしという方向になりますよね。

ある種身銭を切ることに近い状態ですが、「やらなかったときのリスクが大きくなる」「やったときのリターンが大きくなる」という構造を作れば自ずとやるようになるよねというシンプルな話に尽きるように思います。


おわりに

アクティブに活動できた1年間をその源泉という観点から振り返りました。

独立という選択は今の所かなり自分に合っていると思います。
やったこと頑張ったことがそのまま自分に返ってくるし、やらなかった報いもそのまま受ける(だからやらざるを得なくなる)という環境はきついけども物事を前に進めるのにかなり役立っています。

来年は今の活動を継続したいし他の活動も増やしたいしというところなので引き続き頑張っていきます。

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