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19時の風と音が

今日は朝から3時間だけ働いて、
昼ごはんは弟の作ったペペロンチーノを食べて、
録画してあったアイドルの番組を母と一緒に見て、
今季のドラマでひとつだけ見たいと思った、
好きな脚本家さんの書いたそのドラマの1話を見終えた。

眠たくなったから、
自分の部屋の窓を開けて、
「恋と呼ぶには気持ち悪い」というアニメの1話を見て、
今の気分はもう少しドラマチックな気持ちだったから、
「二重生活」を見ながらうたた寝をした。

目が覚めてもまだ映画は再生中で、
一度見たことある映画だったから、
見たいシーンだけ飛ばし見することにした。

今日はでも、
外に出て、
少しおしゃれな食事をしたり、
好きな人に会ったりなんかしたくなったから、
会いたいと少しでも思った人の、
今夜の予定を聞くなんてことをした。

彼はバイトがあった。

「劇場」を見てたら、
叔母から電話があり、
私の使っていないiPadをいくらで買い取るかの相談をされた。

8万円くらいで売れるらしい、これ。
8万あったらモルディブいけるかな。
今1番行きたい場所。

また眠りたくなって、
スマホをかしゃりと閉じて、
窓から入る光が心地いいと気づいた。

弟が自転車で帰ってくる音と、
家のシャッターが閉まる音が同時に聞こえた。

窓から入ってくる風が、
ちょうど一年前に感じた
「一年中こんな気候の場所に住みたい」
という欲求を思い返させた。

こうやって、
一呼吸おいてものごとを考えられる季節に新学期を置いた人のセンスは素敵だなと思って、
誰なのか調べたけれど、

新学期が4月なのは国の会計年度に合わせていて、
会計年度が4月である理由は特にないらしい。

でもきっと誰かが、
こういう季節に新学期を置きたいと思ったのだろうから、
それはそういうことなんだと、
スッキリしない思いを無理やりまとめ込んで、
つらつらとここに書くことにした。

私はこの季節に窓を開けて、
19時ごろを布団の上で迎える日が好きです。

いつか隣にいちばん愛しい人がいればいいのにな。


エモい旅をして素直な気持ちを書いて。感情に揺さぶられながらいつかの誰かの幸せを作るのために成長します。