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どうていは困難を極めた…たまには後背位(バック)で荒々しく突きたい
すでに以下の記事で、正常位がなにより好きだと告白した。
正常位がなぜ正常位と呼ばれるか、それは、多くの人にとってそれがやはり一番いいからだろう。いいからこそ多くの場合採用される。
何がどういいかはまた別の機会に譲ることにする。
それに対してバック(後背位)は、オスとしてのSっ気、メスとしてのMっ気を満足させるという点では至高の体位であろう。
ちゃんと調べたわけではないが、哺乳類ではバックこそが正常位、というより体位はそれだけという種が多いはずだ。
それに対して、今日、チチブベニシダレで半分身を隠すようにして明るいうちから合体していたカップルは、バックが正常位のようだ。
撮らせてもらったよ。
その姿はやはり美しい。
体勢はなんというか、あらゆる合体がそうであるように、日常のその他のしぐさでは見られない独特のものになるけど。
いや、この特別感、これだけ感、ここだけ感がいいのだと思う。
命をつなぐ営み。
見てしまったときは、やはり興奮する。
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バラルリツツハムシのようだ。
同定は困難を極めた。
はじめは『ハムシハンドブック』で調べた。
瑠璃色のハムシは、種類が多く、しかもみんなちっちゃくて似ているので、非常に難しい。
いくつか候補があがったが、ネットで名前を調べて写真を見くらべてもどうもしっくりこない。
瑠璃色の中でも、
触角の根元がオレンジ
脚の付け根もオレンジ
前胸背板(頭と(前)翅の間の部分、カブトムシのオスだと出っ張ったところがあってつかむのにちょうどよいのがあるところ)はツルツルだが、前翅には点々がある
この3つをすべて満たすものがあがった候補の中にはなかった。
このとき、しまった調べる順番を間違えた!と気づいた。わからない昆虫は、まずは『日本の昆虫1400』から調べるのが最短コースなのだった。
バラルリツツハムシだと、上記の3つのうち、1と3が当てはまる。しかし2が、
背面は藍色一色、脚は黒色である。
『ハムシハンドブック』でバラルリツツハムシを確認。
なんと、交尾シーンの写真まで出ている!さらに
肢は一部を除いて黒青色
バラルリツツハムシ、さらに『ハムシハンドブック』によると近似種が数種いるらしいが、交尾器確認しないといけないやつなので、これで通し。
『ハムシハンドブック』には食草の一つとして桜も入っているので、この点でも矛盾はない。
おまけ: 桜の名前、これを見てチチブベニンダレで最初ググって、1個もヒットしないから焦ったよ。
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独り言:最近の記事、釣りタイトル・本文ミスリードからの昆虫オチが多いのだが、この記事をまるまる引用で、虫嫌いを克服する千本ノックでよくない?
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