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今のわたしを救ってくれたもの

今月から、また人と会う生活が始まって、わたしはステイホーム中よりも気持ちの疲れを感じている。

マスクも消毒も接触も感染症自体も、捉え方は人によって違うから、お互いがけん制しあったり、否定的に見てしまったり、表向きと本音のズレができたり、正直言うとすごくしんどい。


ハイタッチはいいのにハグはダメなのかとか、感染予防から言ったら手のひら合わせる方がリスク高いのにとか、それわかっててもせめて触れ合いたくてハイタッチしてる自分とか、接触を避けられない職場があるのに異常なほどのソーシャルディスタンスの意味とか……
その場にいる人全員が同じ感覚かどうかもわからないしんどさだったり……

命に関わることって、除菌や接触を減らすことだけじゃなくて、接触を減らすことで命に関わる人は、一部の人だけじゃないよねって思う。

もう考え出したらきりがないから、少し思考を離してみようとするけど、人と関わる活動をしてる以上は避けて通れない道であって……

居場所の子ども達は、みんな本当に健気で、HSCでマスクなんて絶対できなかった子がずっとマスクをしていたり、接触を控えようと甘えるのを我慢したり、もうほんと泣きたい。


そんな中で、今月再会した子の中で、3人の女の子が、かけよってきて、両手広げてわたしに飛び込んできた。
3人とも本当に可愛くて明るくて優しい笑顔で、いま思い出しても涙が出てくる。
1人はその後ろで、お母さんも泣いていた。

ハグってやっぱり、すごいパワーだった。
これまで当たり前のようにしてた友人とのハグができなくなって3ヶ月……
わたしのパワーはどんどん減っていって、他のことで埋められないジレンマの中にいる。


わたしの中にいつもある想いは、
「このまま死んでも悔いのないように生きよう」
明音を亡くしてからは特にそうだった。
だけどそれがいま、人との関わりという点において自由にできず、ほんとに辛い。

だからこそ、わたしは例え非難されようとも、この3人の子ども達に、いま心から、感謝しています。
このハグに救われた。
ありがとう。
愛する子ども達。


2020.06.21
こんとも

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