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東のオアシス、西のオアシス

東のオアシスには800人ほどの人たちが暮らしている。

東のオアシスに住むにはひとつのルールを守らなければいけない。

「自分の幸せのみを切に願い、ひたすら自分が楽しく、過ごしやすく生きるために、自分を幸せにしてくれるものだけを探していきなさい」というルール。

一方、西のオアシスには200人ほどの人たちが暮らしている。

東のオアシスと同じように西のオアシスに住むにもひとつのルールを守らなければいけない。

「他人の幸せを切に願い、ひたすら他人が楽しく、他人が過ごしやすく生きられるために、他人を幸せにすることができることだけを探していきなさい」というルール。

あなたはどちらのオアシスの住人になりたいだろうか?

どちらのオアシスに住んだほうが幸せになれるかは考えなくてもわかるはず。

東のオアシスに住めば800人の中で自分のことを幸せにしてくれようとするひとは自分一人しかいない。800人全員が自分のためだけに生きているのだから当然である。

一方の西のオアシスに住めば、自分のことを幸せにしてくれようとする人は199人もいる。

ゆえに、西のオアシスに住む方が幸せになれるはずだ。

僕らが生きる世界にも東のオアシスの民か西のオアシスの民がいる。

人間は自分を幸せにするものか、他人を幸せにするもののどちらかを選んで生きている。

あなたはどちらのオアシスの民になりたいと願うだろうか。

人間はどちらのオアシスで生きてゆくのかを自分で選ぶことができる。

(喜多川泰 「賢者の書」に書かれている東のオアシス、西のオアシスの話)

僕の周りにいるイキイキと生きている人たちはみな、不思議と西のオアシスの民である。

「どうすれば周りの人を幸せに出来るのか?」

そんな視点・考え方で生きている人にとって、世界は明るく楽しいものであるにちがいない。

困っている人に自然と手を差し伸べ、自分の持っているものを多くの人と分かち合う。

なんて幸せな生き方だろうか。

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