【夢(番外)】白い花と月のしずく

夜の草原。
うっすらとあかるく、遠くまで見えるのは月明かりのおかげだろうか。
足元には小さくかわいい色とりどりの花々が、見渡す限りに咲いている。

その中に、一輪だけすっくと背筋を伸ばして咲いている、大きな白い花があった。
それは特別な花で、月の雫を受ける器だとわかった。

月の雫は、飲めば人にも様々な効能がある。
だが今は一滴しかなくて、どうしようか迷う。
自分で飲みたいと思ったけれど、一滴なので、病気の鳥に飲ませてあげることにした。

そう決めると、気付けばいつのまにか、その草原一帯はすべて、その神聖な月の水で満たされていた。
決してはじめからそうだったわけではなく、与えたからそうなったのだと思った。

さらに見ていくと、その花は光だと気付いた。
だから白く、夜でもほんのり浮かび上がって見えているのだと。

※1月22日の瞑想中に見えたイメージ

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