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「お金使えない症候群」と「節約疲れ」

現在は無職生活を送りながら転職活動も並行しているこの私。ある程度の蓄えはあるはずなのに、お金を使うごとに「このまま使い続けるとすぐに残高はゼロになるんじゃないか…?」という不安に苛まれます。この結果、「節約疲れ」とも呼べるものがストレスとなって私を襲っている今日このごろでございます。

日頃の買い物は常に一番安いもの優先で、息抜きとなるはずのお出かけでの交通費もできるだけ安いルートを選ぶ。しかし月の支出は給料を上回ってしまうのが現実。それでも襲ってくる「まだ貯金しなければ…!」という義務感。この繰り返しが新たにストレスを生み出してしまい、精神面にも支障をきたしている状態です。

先日このような記事を書き、現在の空白期間をポジティブに有効活用しようと決意表明をしていたはずなのですが、お金の面での不安というのは想像を超えていました。少なくとも4月末に入る給料はゼロ、全体の貯金額からのロスとしてはそこまで致命的なものでもないはずですが、いま現在時点で面接の通過率はゼロに等しく「このままじゃ年内は転職できないんじゃないか…」という不安ばかりが募ります。収入ゼロの状況下において、どのような意識を持って生活すればよいのでしょうか。

「ドケチ無職男」を苦しめる物価高

このご時世、色々なものが値上げし人々の生活を苦しめています。私もこの物価高に苦しんでいる状況で、特に電気代の高騰には頭を痛めております。我が家はオール電化の家で自炊をするにもIHのクッキングヒーターを使い、その分電気代も嵩むので「自炊=節約」という通説が崩れています。昨年末~年明けにかけて自炊を頑張ったのですが、その分先月請求された12月から1月にかけての電気代は2万円越えという目を疑うような数字を記録しました。一人暮らしなのにこの数字はいくらなんでもやりすぎでは…

自分としては食料品も安いものを選んで買っていたつもりだったのでこのショックはあまりにも大きかったです。出費は最低限に抑えたいタイプの自分にとっても、これ以上の節約は正直しんどいところであります。そもそも、一人暮らしで月々の出費が増えたのになおも貯金をしようという自分の考えが間違えているのかもしれません。「まだまだ貯金を頑張ろう」という考えがタイトルにも挙げている「お金使えない症候群」を加速させているのかもしれません。

ここで「お金使えない症候群」とは何なのか説明しますと、「お金を使うことに罪悪感を感じてしまう状態」を指す言葉です。貯金に対する意識の高さの一方で、日常生活における出費を怖がっているのが現在の筆者になります。収入のない中で出費を繰り返した結果、現在は余裕のある貯金もすぐに底を突くのではないかという恐怖が私の周りを渦巻いており、その延長線上にあるのが「節約疲れ」というものではないかと考えているのです。

「節約疲れ」によるストレスが襲う!

元々節約を苦に感じるタイプではなかったのですが、今年に入ったくらいから限界を感じるようになりました。一人暮らしを始める前、昨年の年明けぐらいから出費を抑える努力もしてきたのですが、いざ一人暮らしが始まってからは安易な節約だけではどうにもならないという現実が待ち受けていました。その繰り返しから節約することに対してストレスを感じるようになってしまったようです。

食料品や日用品を買う時はもちろん一番安いもの(プライベートブランドと言われるものが中心)、スーパーに比べて価格設定を高くしていると言われるコンビニはほぼ使っていません。その考え方自体は間違っていないと思っているのですが、昨年の夏場は特にひどくお菓子を買うことすらためらったぐらいでした。「保管方法を誤ると虫が湧く」というのも理由の一つですが、「お菓子なんかにお金はかけてられない!」という極端な考えも頭の片隅にありました。これに加え、夕飯も食費を抑えるべく、レトルトのパスタに頼りっきりで体重は実家暮らし時代から5kg以上も痩せてしまいました。痩せた理由として、ストレスも一因なのではないかと思いますが…

体力的にも精神的にも消耗しきってしまったところで、「これはまずいんじゃないか?」と気が付いたのは最近になってから。時すでに遅しといった感じも否めませんが、今後どのような生活を送ればよいのでしょうか。次でそれを考えてみようかと思います。

ご利用は計画的に!

完全に私の持論ですが、「お金使えない症候群」や「節約疲れ」によるストレスを軽減するには、「定期的に買っているものの単価を上げる」というのを一度試してみるべきと考えています。例えば、私が定期的に買っている食パンやスパゲッティですと、これまでは問答無用で一番安いものを買っていましたが、ずっと同じものでは飽きが来て次なる「節約疲れ」を招きかねません。たまに単価が少し高いものを買うだけでも「少し贅沢しよう」という気分転換ができますし、極端に購入数量を増やさなければそこまでの出費にならないはずです。

この他、いつも買っているものに加えて、お酒やスイーツなどを買い足してみるのも一つの手かもしれません。節約のためにこれらを控えているのであれば、「節約してる自分へのご褒美」ということで罪悪感も軽減できるのではないかと思います。私も毎週毎週お酒やスイーツを買う訳ではありませんが、たまに買って息抜きを図っています。ものを買う以外でも、一日や二日を使って旅行に出かけるなどもよいかもしれません。

転職活動と節約のストレスに苦しみながら毎日を送っている今日この頃ですが、「お金を使うことは悪いことではない」という意識を大切にしていこうと思っています。ただし、後で無駄になるような出費は控え、お金を使うべきタイミングや対象を見極める力はこれまで以上に必要になります。私も不器用な人間なのでどんな仕事をしてもドカンと稼ぐことができる人間ではありません。この現実に直面して将来への不安は募るばかりですが、お金と仲良く付き合っていけたらいいなと思います。

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