ネズミは冒険に向いている
とても久ぶりになりました。
絵がもっと上手になりたい、と思いながら、正直全然描けていない、というところです。やっぱり上達のためには、たくさん描くことは大事、と思うので、もっともっと描かないと、と思っているのですが、とにかく、そのつもりで、楽しく描けたらいいな、と思います。
杉原美由樹さんの水彩色鉛筆の本をよく読んでいるのですが、その中で、やりすぎて飽きないくらい適当なところでやめて、またやりたいと思うくらいでよい……たくさん描くことでグンと上達するから、楽しんでいつの間にか大作……、最高じゃないですか、というようなことをおっしゃっていて、とても励みになりました。(上記のことは、実際にはもっとちがった言葉で書かれています。かなり略してしまいました。)
確かにそうだな、と思います。
さて、前回、ハツカネズミのリンナのお話をあげましたが、そんなリンナの絵を描きました。
雑に描いたものになってしまいましたが、また、いろいろと失敗をおかしましたが、いいものをと思っていると、何も載せられそうにないので、「練習」という体で失礼します! 絵は飾った方が、つまりは、人に見られた方が上達する、といいますしね。
画材は、ステッドラーのペン(0.1mm)、スタビロの水彩色鉛筆(小学校からの愛用品です)。
次の絵は、ペンを間違えたところ以上に、重大なミスをおかしてしまいました。ハツカネズミのお腹側は白いはずなのに(少なくともリンナはそうです)、茶色を塗ってしまいました。後から水で溶かして吸い取ろうとしたのですが、紙の問題か、時間が経ってしまっていたせいか、叶わず……。茶色いままになってしまいました。
また、気になるところといえば、頭に余計な線を入れてしまったこと。ペンでうまい具合に毛を描くのは、難しいですね……。
今回改めて気づいたことですが、やっぱり水彩に紙は大事ですね。水彩用ではない紙を使ったので、水に紙が耐えられず、色鉛筆を溶かそうと水でぬらしたところ、変な風に滲んでしまったりしました。
↓本とリンナの絵(リアリティはない絵です……。)
次はもっと丁寧に描いた絵を載せたいなとは思いますが、こんな感じで、気楽にできたらいいなと思います。
余談
物語の中でも、冒険ものは、子ども時代からとても好きでした。小学生ながら、「わたしの好きなのはアドベンチャーとファンタジーだ」と、自分で思っていたのを覚えています。(それから、図書館に行って選ぶのは、いつも動物が主人公のものばかりでしたね。)
そして、物心ついたときから、将来はお話を書いて、自分も本を出すのだ、と思っていたのですが、もちろん書くつもりだったのは、冒険ものでした。(今はもっといろんなものを書いてみたいですが。)とにかく、そんな冒険ものについて、最近思うのは、やっぱりネズミは冒険に向いている、ということです。
小さな体のおかげで、ネズミには、現実の世界ながら、人間の知らないところで、人間にはできない冒険を展開できるのですから!
それに、ネズミ目線になってみると、本当にいろんな場所に、冒険できる場所があります。
そしてそれは、ちょっとした、わたしたち人間の夢でもあったりして、その夢を叶えてくれる存在でもあるわけです。
散歩をしていて目にする用水路。小さな船を浮かべて旅をするのに、なんてよさげな感じなんでしょう? 人間の家。小さくなってそこを歩き回ってみたら? 面白そうな家具や小物がたくさんあります。
もっともっと思うところはあるのですが、それをまとめようと思うと、かなり時間がかかってしまいそうなので、これくらいにしておきます。
そうそう、ガンバ(斎藤惇夫さんのガンバシリーズ)も、ミス•ビアンカ(マージェリー•シャープさん)も、ネズミですね! やっぱりネズミは冒険に向いている、と思います。
それからネズミといえば、ケネス•グレーアムさんの『たのしい川べ』のネズミくんも、いいですよね。イギリスらしさを感じられる、ネズミくんの言葉遣いや態度が、なかなかに好きです。ユーモアあふれる感じが魅力です。
長々と読んでくださって、ありがとうございました!
また、気軽に書いていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?