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愛しの母

暖かい日が続いていた為、今日は少し季節が逆戻りしたような1日でした。明日は10度近く気温が上昇するようです。皆さま、体調管理にお気をつけくださいね。

さて、今日は私が今の仕事に就くきっかけをくれた母について綴ります。

長年住み慣れた土地を離れ、慣れない都会で暮らすことを選択してくれた母。
母は裕福な家庭に生まれましたが、少し複雑な家庭環境と戦争が彼女の運命を変えてしまいました。私が生まれ育った長崎(正確には佐世保生まれです)は原爆投下という悲惨な歴史が刻まれた街です。その為幼い頃から学校でも戦争の話はたくさん聞いて育ちました。母の戦争体験ももちろんよく聞いていました。今でもよく覚えているのは映画館で観た「火垂るの墓」。母から聞いた話とオーバーラップして、上映中に嗚咽が酷過ぎて過呼吸になり、一緒に観た友人たちにとても心配をかけてしまいました。

戦争がなければ、祖父が早くに他界しなければ、母は裕福な家庭のお嬢さんとして何不自由なく暮らせたんだろうな。ずっとそんな思いを抱えて育った私は、母が好きで好きで愛おしくてたまりません。何としてでも苦労した歳月を取り戻してほしくて、今を幸せに生きてほしい気持ちでいっぱいなのです。愛おしい母とひと時も離れたくなくて、母を説得して上京してもらい8年目の春を迎えました。時々私の愛で溺れさせてしまうのではないかと思うくらい、母を溺愛しています(笑)

看護師と言う誰かのお役に立てる道を選ばせてくれたのも母のおかげです。動物が大好きで、動物に関わる仕事がしたかった私に「飼ってる猫が死んで泣いてる人が仕事に出来る訳がない」(ちなみに佐世保弁では「あんたのごと猫の死んで泣きよって仕事になるもんね」です。笑)と的確なアドバイスをくれ、私はめでたく人の看護師になりました。

介護度はまだ低いものの、私も介護を担う立場となりました。読んでいただいている方の中にも、親御さんの介護をなさっている方もいらっしゃると思います。そんな方たちと繋がりが持てたらいいな、何か出来ないかなとの思いから、私、動きます。(どこかで聞いたぞ 笑)

さてさて、本日はこの辺で。
読んでくださりありがとうございました(。•ᴗ•。)

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