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もしバナゲームを通じてACPを考える。2019年11月度の地域勉強会を開催しました!

こんにちは!コーポレート部の松本です。

木の香往診クリニックでは、定期的に地域の介護医療関係者の方向けに勉強会を開催しております。この勉強会の目的は大きく2つあります。

・地域のケアチームのみなさまと一緒になって知識・スキルを底上げしていくため
・勉強会を通じて、相互理解を深め、より良い連携につなげるため

我々は地域の医療介護チームの一員であるという認識のもと、積極的に勉強会を行っています。

大切だけど、縁起でもないからと避けてしまいがちな人生の最期の話にどう取り組む?

2019年11月度のテーマは「体験しながら学ぼう ACP(人生会議)のいろは 〜もしバナゲームで人生の最期を考えよう〜」でした。地域の介護関係者(主にケアマネさん)と当院の医師・看護師・MSWの合計36名が参加しました。ご参加いただき、ありがとうございました!

ACPとは、人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組みのこと(*1)です。「人生会議」の愛称で知られており、在宅医療において大きなテーマの1つです。
当院でもACPには力を入れており、ACPを担当する看護師も配置しています。

ACPは、患者さんの「自分らしい最期」のために非常に重要な活動です。しかし、人生の最期の話は、死を身近に感じてしまうため、患者さんやご家族が抵抗感を抱くことも少なくありません。縁起でもない話を扱うことになるため、取り組み方やタイミングが非常に難しいものです。
大切だけど縁起でもないからと避けてしまいがちな人生の最期の話を、ゲームとして気軽に取り組めるものがあります。それが「もしバナゲーム」です。今回の勉強会ではもしバナゲームを、地域のケアチームの方々と一緒に行いました。

(*1)厚生労働省 自らが望む人生の最終段階における医療・ケア

もしバナゲームってどんなゲーム?

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もしバナゲームは、4人1組で行います。カードを選択しながら、最期の時に自分が大切にしたいものを考えていきます。なぜ自分がこのカードを選択したかの過程を振り返ることで、自分の価値観と向き合います。また、グループ内でそれぞれの考えをシェアすることで、人の多様な価値観に触れることができます。本当に気軽に取り組めるゲームですが、非常に深い示唆を得ることができます。

▼もしバナゲームの具体的なルールはiACPさんのサイトをご確認ください。


今回、もしバナゲームを取り組むにあたり、一般社団法人ハッピーネットの中村智栄さんには、大変お世話になりました。当院にはもしバナゲームに詳しいメンバーがいなかったのですが、もしバナゲームについて非常に丁寧にレクチャーいただきました。中村さん、ありがとうございました!

▼一般社団法人ハッピーネット

もしバナゲームを通じて得られるもの。

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勉強会では、地域のケアチームの方々と当院のスタッフが一緒になってもしバナゲームに取り組みました。もしバナゲームを初めてやる方も多かったのですが、みなさま盛り上がっていました。参加した方からは以下のような感想をいただきました。

人によって選ぶカード、考え方がこんなにも違うんだということが分かって非常に勉強になりました。
ケアマネージャーとして支援する中で、本人の意思を尊重したり、家族の意見が大事だと思ったり、揺らぐことがあります。本人の思いには100通りあるし、ケアマネージャーとして支援の仕方も100通りあるんだということを改めて思いました。今回の気付きを今後のACP活動に活かしていきたいです。
初めてもしバナゲームをやりましたが、1回目を選んだカードと2回目で選んだカードが違いました。自分の死生観に気付くことができました。私はケアマネージャーですが、看護師さんは死に接することが多いからか自分とは違った見方をしていることを知りました。勉強になりました。
やりながら途中で泣きそうになりました。自分の最期について考えたことがなかったので、いいきっかけになりました。

参加された方々はいろいろな気付きがあったようで、我々としても大変嬉しいです。このような気付きが医療や介護を提供していく上では非常に大切だと考えています。

次回の勉強会は2020年2月を予定してます!

2019年11月はもしバナゲームを通じてACPについて勉強会を行いました。たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。当院としても非常に勉強になりました。
当院では、このような勉強会を定期的に行っていきます。次回は2020年2月を予定しています。

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名古屋市の在宅クリニック・木の香往診クリニックで経営企画を担当しています。
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