何のために書くのか

このような断片的な文章であっても、母は自分のことを書かれるのは喜ばないかもしれない。でもわたしは、この「書く」という作業をすることで、家族がどんな問題を抱えていたか、その中で生きてきた自分自身の課題は何か、考えたいのだ。母の存在を貶めたくて書くわけでは、断じてない。母は困難な状況の中、孤立無援で、それでも力をふりしぼって生き延びた。


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