ロタティオンが鳴り止まない。

存在は知っていた 一度は聞いた
その時はなんとも思わなかった 神々しいとしか
24曼荼羅で聞くまでは


初めての彼のライブで最初にこの歌を聴いた
この曲だとは正直わからなかった
けれどこの歌の魔力とも言えるような魅力を感じロタティオンの動画を漁った
前に聞いたはずなのに
なぜこの魅力に気づかなかったのだろう
でもなにか違う この動画たちとあのライブとは

過去に動画で聞いた時
24曼荼羅で聞いた時
今動画で聞いた時 何故感覚が違うのか

気づいた 否、気づいていた 『時』である

それは 彼を知ってから流れた『時』
彼自身に流れた『時』
それを聞いた『時』

パレードで知り世界タービンや論理空軍をよく聞いていたかつての私と
アルバムを買いHUMAN-LEや火事場のサリー、ロータスを聞く私の
彼に惹かれた曲と惹かれ続けている曲の違い

ライブでCDのレベルで歌い上げる彼の歌声と
年齢を感じ、CD通りとはいかない彼の歌声
時間によって生まれた彼の歌声の違い
深みの違い

そしてそれらが全て重なった24曼荼羅と
今までそしてこれから聞くロタティオン

彼の白髪のウィッグと眼鏡そしてその歌声は
私にとって 高らかに歌い上げていた かつての彼に比べ  この曲に『似合っていた』『相応しい』
そう思えたのであった
賢者のようで
全能のようで
でもそれは
不老不死のようなものでも
神がかったものでもなく
ただ時の流れで得た
そんなふうに感じた

今でも頭ではロタティオンが聞こえる
その歌声は確かに24曼荼羅でのものだ

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