かすかな灯りでも、灯りは灯り。灯りに向かっていけば間違いないよ
一灯を提げて暗夜を行く。闇夜を憂ふることなかれ。只一灯を頼め。
江戸時代の儒学者であり、日本の孔子とも称された佐藤一斎の教えです。この教えを彷彿とさせるようなことを、祖母は言いました。
「風前の灯火のように頼りなく思われても、またどんなにかすかな灯りであろうとも、灯りであることには変わりありませぬ。どんなときでも灯りに向かっていけば間違いない。だから私はおのれの信じる灯りを頼りにすることにしたのですよ」
~『女子の武士道』より 祖母の言葉二十五
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