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ひとりの時間を重んじる

なぜ私が一人の時間を重んじるかというと、
人と人とが支え合いながら生きていくうえでは
自立心が必要だと考えるからです。
自分の足でしっかりと立つことができてこそ、
相手に寄りかかりすぎることなく、
ほどよく支え合うことが可能になるのではないでしょうか。
また、心の矢印を外側に向けないためにも
一人になって自分と対話することだと思っています。
心の矢印を外側に向けた状態では、
「あの人がこんなふうに言ったから自分はこんなことになってしまった」とか、
「世の中がこのような状況だから自分の可能性も失われた」などという
発想になってしまいます。
つまり、自分の外側にある世界が基準になっているのです。

『女子の品格』(致知出版社)より

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