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風がおしえてくれる

秋来ぬと目にはさやかに見えねども
       風の音にぞ驚かれぬる (藤原敏行)

風が吹き抜けていく瞬間を
あなたは、ちゃんと感じている。
梢が揺れているのは、風のせいだと
考えずともわかる。
目には見えない風を、
まるで見えているかのように
そんなにも確かに、掴んでいるのです。
大切なものはいつだって目には見えないと
ほんとうは知っている。
心配しなくても
大事なことは、いつだって
風が教えてくれるのです。
だから風を読む感性を
もっと開いていきましょう。

みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。